2017年10月の月販台数ランキングを上位から見ていくと、1位ホンダN-BOXで2万52台、2位がダイハツタント1万660台、3位スズキワゴンRが8801台で、4位トヨタアクア8157台(乗用車では1位)、5位トヨタヴォクシー7670台と続く。
こうした売れてるクルマの紹介や分析は多くのメディアに載るだろうから、例によって当サイトは売れてないほうのクルマをチェックしていきます。以下は2017年10月の車名別月販台数で二桁(100台以下)だったクルマたち。
数字からほのかに漂う哀愁を胸に、どんな人が買っているのか思いを馳せると、ああ、世間で売れてるか売れてないかなんて、愛車として所有する人にとっては関係ないんだよなぁと、当たり前のことに気づくのでありました。みんないいクルマです。
文:ベストカーWeb編集部
■【トヨタ】揺るがない実力、最多はアクア8157台で乗用車部門トップ
◎SAI 2017年10月月販台数(以下同)54台
◎アベンシス 80台
◎MIRAI 46台
寸評/トヨタブランド(レクサス除く)だけで30車種以上ラインアップがあるのに、2桁を記録したのはわずか3モデル。
それも1台は燃料電池車(MIRAI)というすさまじい販売力。こうなると「セダンモデルを中心に車種を整理」というトヨタの計画にも説得力が出てくる。
SAIもアベンシスもいいクルマなんですが、やや割高感があるのと、プリウスやカムリにお客を取られているという現状も大きい。……と、本記事製作中にSAIの生産終了がアナウンスされた(2017年11月15日)。
公式ホームページのラインアップから姿を消して、在庫がなくなり次第販売終了とのこと。合掌。なお姉妹車であるレクサスHS250hは生産販売続行。
■【レクサス】フラッグシップのLSがモデルチェンジするも20台
◎LS 20台(うち新型LS500は7台)
◎GS F 14台
◎HS250h 48台
◎RC F 2台(RC全体でも36台)
寸評/最も売れているモデルはNXの1113台、次がRXの765台となかなかに苦しい状況が続く。
ブランド力維持のために上陸以来「値引きなし」を貫いている根性は認めるものの、武士は食わねど高楊枝がいつまで続くか。
2018年はUX(ヒットモデルであるC-HRのレクサス版)とES(新型カムリのレクサス版)という、ある程度販売台数が見込めるモデルが登場予定。しかしRC F、1カ月で2台ってきみ……。
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