片や2020年の「ブランド別新車販売台数」がホンダを抜き初の2位へと躍り出たスズキ。片やロッキー・タフトなどを筆頭に、こちらも好調が続くダイハツ。
なにかと「ライバル」として扱われることの多い両社だが、今年、そして翌年と、新型モデルやフルモデルチェンジが相次ぐ。
ここでは5代目となる新型スイフトの情報を中心に、ダイハツ・スズキ 2022年の展望をご紹介する。
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※本稿は2021年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/SUZUKI、DAIHATSU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年2月10日号
■新開発プラットフォームでついに新型へ! スズキ スイフト(2022年7月デビュー)
欧州車的な仕上がりでクルマ好きから高く評価されるスイフトの5代目が、来年7月に登場する。
基本的にはこれまでのコンセプトをキープしたうえでのモデルチェンジとなるが、プラットフォームは新開発のものが採用される見込み。
ただ、現行4代目にも車体軽量化に大きく貢献する新プラットフォームが採用されているため、5代目に使われるものが、完全新開発のものか、それとも現行プラットフォームの大幅改良版なのかは、現時点では判明していない。
そのプラットフォームの上に被さるボディのデザインも、基本はキープコンセプト。
多少角ばった印象になるというが、デザイン力には定評のあるスズキだけに期待していいだろう。
気になるパワーユニットは、1.2L NAと1.2Lベースのマイルドハイブリッドが継続して用意される。いずれも大幅に改良されたもので、燃費性能およびパワーフィールなどは、現行型のものを大きく凌ぐ。
残念ながら現行型に存在しているストロングハイブリッドは、新型には搭載されないもよう。このあたりの事情は、スズキのコンパクトハイトワゴンであるソリオと同じで、ユーザーの購入目的や好みに合わせた判断となっている。
スイフトといえば走りに特化したスポーツモデル「スイフトスポーツ」の存在が気になるが、新型ベースのスイスポは新型発売開始の1年後、2023年に登場予定だ。
現行型が積む1.4Lターボをさらに洗練させて搭載し、当然6速MTも用意される。価格も控えめで、「日本スポーツカー界の良心」的立場も不変だ。
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