近年日本で人気のあるクルマに共通しているのが「迫力」。アルファードのようにサイズが大きくグリルも派手なクルマはもちろんのこと、たとえばヤリスのようなコンパクトカーでも、爬虫類が口を広げたような迫力あるフロントフェイスとなっている。
しかし、日本のそれなど、まだまだかわいいもの。北米に目を向ければ、アルファードも真っ青のド迫力モデルが日本メーカーによって販売されている。今回は、国内メーカーによる北米専売の極悪ミニバン/SUVから5つをご紹介。日本のモデルでは迫力が足りない!! と思っている方には、超おススメモデルたちだ。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、NISSAN、INFINITI、HONDA、SUBARU
【画像ギャラリー】アルファードも真っ青の大迫力!! デカくて派手で強そうな、北米専売の極悪国産ミニバン・SUVをギャラリーでチェック!!
トヨタ シエナ
シエナは、トヨタが北米向けに販売している、後席スライドドアを備えた7/8人乗りのミニバンだ。現行モデルは2020年10月にフルモデルチェンジされた新型で、全長約5メートル、車幅も約2メートルと、かなり巨大なサイズが特徴。
サイズからくる迫力も凄いが、ブラックアウトされた巨大なフロントグリルや、つり上がったヘッドライド、20インチの大径タイヤ、低く構えた全高、リアフェンダーのマッスル感など、攻撃的な印象があり、まさに極悪。
しかしながら、その中身は優等生で、全グレードが2.5Lハイブリッドを採用で、燃費は36mpg(≒15.3km/L)と、この手のミニバンにしてはまずまずな数値だ。
車両価格は34,460~50,460ドル(日本円換算で約379万~554万円)。日本では、不人気で絶滅しかけている背低のミニバンだが、このデザインのままデビューすれば、「ワンチャン」ヒットの可能性はあるだろう。
インフィニティ QX80
日産の海外市場向け高級車チャンネル INFINITI(インフィニティ)のフラグシップSUVである「QX80」。3列シートの7/8人乗りの大型SUVであり、全長は5.4mを超え、全幅も2m超えとビッグサイズ。インフィニティ車共通のフロントメッシュグリルは巨大で、シルバーメッキのラインと併せて大迫力。タイヤは20インチから22インチと超大径。
中身も極悪で、最高出力400ps/560Nmを誇る5.6リッターV8ガソリンエンジンと7速ATで、燃費は16mpg(約6.8km/L、※複合モード)。モリモリと溢れるトルクで巨大な車体を加速させる。
車両価格は69,050~83,300ドル(日本円換算で約758万~914万円)。国産SUVたちがブルブル震えだす、極悪オーラが溢れる一台だ。
コメント
コメントの使い方