デカくて派手で強そう 北米専売車の極悪国産ミニバンとSUV

日産 アルマーダ

 アルマーダは、2003年に初代モデルが発売された、北米市場向けのフルサイズSUVだ。現行モデルは2016年に、2010年登場のY62系パトロールを2代目アルマーダとして導入したもの。なお、前出のQX80とも姉妹車であり、QX80と同じく5.6LのV8エンジンだ。

 ラダーフレーム構造の頑丈な車体に、ストロークが大きくとれる前後ダブルウィッシュボーン形式のサスペンションを備え、悪路での走破力もバツグンに高い。

 車両価格は、エントリーグレード「SV -2WD」の47,500~ 68,430ドル(約503万~730万円)。トヨタのランドクルーザーと並べても負けてない厳ついスタイリングが、アルマーダの最大のポイントだ。

ボディサイズは、全長5306mm×全幅2029mm×全高1925mm、ホイールベースは3076mm
ボディサイズは、全長5306mm×全幅2029mm×全高1925mm、ホイールベースは3076mm

トヨタ ハイランダー

 3列シートの大型SUVであるハイランダー。現行モデルは、2019年11月に登場した4代目。ヘッドライトやグリルなど、RAV4に似たところもあるが、ハイランダーのボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mmと明らかにデカく、横に並べば、RAV4(全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm)がまるで子供のようにも見える。

 エンジンは2.5Lハイブリッドと、3.5LのV6の2種類。V6モデルに試乗させていただいたことがあるが、発進時はドロドロとしたマルチシリンダー特有のサウンドを轟かせ、少し踏み込めば、豪快なサウンドと溢れるエンジントルクで、後半に伸びるような加速をする。昨今のトヨタのハイブリッド車で身体が慣らされた身としては、こうしたV6エンジンの振動や排気音が、少し懐かしくも感じた。

 価格は34,910~48,465ドル(約383万~532万円)。トヨタのランドクルーザーよりもちょっとだけボディサイズが小さいことから、日本に導入されたら欲しい!! と思う人は多そうだ。

ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm 写真は2021モデル
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm 写真は2021モデル

トヨタ セコイア

 トヨタのフルサイズSUVである「セコイア」のボディサイズは全長5210mm×全幅2029mm×全高1956mm。あのランドクルーザー(全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm)が、すっぽりと隠れてしまうほどの巨漢の持ち主だ。

 現行モデルは2007年の発売で、すでに13年を経過しているクルマだが、イヤーモデルとして毎年の様にアップデートがなされており、セーフティ性能の向上や、運転支援技術の追加など、その時代に応じた新たな装備が採用されている。

 パワートレインは、レクサスLX570にも搭載されている、5.7リッターV型8気筒(381ps/kgfm)と6速ATの組み合わせだ。駆動方式はフルタイム4WDと、後輪駆動の2WDとが選べる。

 エントリーモデルの「SR-5」、装備を充実させた「LIMITED」、最上級の「Platinum」、そしてレースシーンで活躍するTRDの熱狂的なファンに向けた、「TRD SPORT」、さらにオフロード走破性を向上させた「TRD PRO」というラインアップが揃えられている。

 価格は、SR-5の4万9980ドル(約531万円)からPlatinumの6万6020ドル(約702万円)。価格だけをみるとなかなかの高額車だが、ボディサイズを考えると、なぜか安くも感じてくるほど、とにかくデカい。北米専用車ではあるが、日本でも購入希望者は多く、逆輸入して販売している業者もあるようなので、興味がある方は探してみてほしい。

ボディサイズは全長5210mm×全幅2029mm×全高1956mmという巨漢 日本のトヨタSUVのなかで最も大きなランドクルーザー(全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm)よりもはるかに大きい
ボディサイズは全長5210mm×全幅2029mm×全高1956mmという巨漢 日本のトヨタSUVのなかで最も大きなランドクルーザー(全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm)よりもはるかに大きい

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