キャンピングカーはなにもキャンプを楽しむ人にだけ向けたクルマではない。車中泊を楽しむ人にも向いているし、ちょっとロングドライブをする人にもお薦めだ。
断熱材が使われているので、普通のクルマと比べて冷暖房の効きもよくなるし、車中泊も快適になる。
特にお薦めなのは軽キャンパーだ。普通車を購入するくらいの予算があれば豪華な仕様にできるし、取り回しがいいから普段使いにもいい。
ここでは、ベストカーお薦めの軽キャンピングカーを10台紹介しよう。
※本稿は2021年4月のものです。価格はすべて税込表記です
文/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月10日号
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■魅力的な軽キャンパー10選
■No.1 バンショップミカミ テントむし(267万3000円~)
●可愛らしい外見が所有欲をかき立てる! ←※この行だけ太字
ダイハツハイゼットベースの軽キャン。可愛らしい外観なのでいろんなところに出かけたくなる。ポップアップルーフが標準装備なのも嬉しい。「Eパッケージ」という電源強化パック(+44万円)を付けたいところ
●主な装備…サブバッテリー走行充電システム、1500Wインバーター、ミニシンク、冷蔵庫、ポップアップルーフなど。オプションは約80種類と多数!
■No.2 ホワイトハウス N-BOX キャンパー Neo(203万5000円~)
●普段使い+キャンプも向いてるN-BOX
N-BOXベースの軽キャン。基本はホットパッケージというバッテリーや走行充電システム、ヒーターが付くパッケージに、オプションを付け加えていく。ポップアップルーフ付きホットパッケージは289万3000円~。
●主な装備…ホットパッケージにはエアヒーター、サブバッテリー、走行充電システム、DC室内ソケット、全席プライバシーカーテンなどが標準装備
■No.3 NUTS-RV スピナ(218万9000円~)
●大手ビルダーが送り出す自信作軽キャン
大手ビルダー、ナッツの軽キャンパー。NV100クリッパー/エブリイをベースに、ボディカラーは白、シルバー、黒の3色から、家具色は5色から選べる。標準装備が非常に充実しているので、あとは電源系を強化するか、FFヒーターを付けるか、サイドオーニングを付けるか。好みに仕上げたい。
●主な装備…ダイネットテーブル、サブバッテリー、走行充電装置、12Vコンセント&USB、6面カーテン、左右収納付きカウンターなど。FFヒーター、100V外部コンセントなどオプションも豊富
■No.4 ホワイトハウス N-VAN コンポ(223万4100円~)
●多彩なレイアウトパターンが魅力の1台
ホワイトハウスのN-VANベースの軽キャン。お薦めは専用家具を持つ3種類のインテリアグレード。「スタイルワン」は車体後部とルーフ周辺に豊富な収納を装備。「スタイルツー」は後部側面に多段シェルフを配置。「コンポ」は専用家具は少ないがオプションでポップアップルーフが付けられるのが魅力だ。
●主な装備…5つグレードがあるが、共通の標準装備はほとんどない。上記3グレード+ホットパッケージにはエアヒーターやサブバッテリー、充電システム、DC室内ソケットなどが標準装備されるのでお薦めだ
■No.5 MYSミスティック J-cabin Mini W(212万6600円~)
●軽トラの荷台に生活空間をオン!
J-cabin Mini Wは軽トラの荷台に載せる軽トラキャン。価格はキャビン部分の価格になるため、軽トラが別途必要。インテリアは山小屋風のデザインで、2016年グッドデザイン賞を受賞するほどハイセンス。車重が重くなるため、MYSミスティックは足回り強化のオプションも用意している。
●主な装備…上部スライド式ベッド、ダイネットソファー、サブバッテリー、脱着式ダイネットテーブル、バーナー付きシンクセットなどを標準装備。オプションは冷蔵庫やインバーター、コンバーター、足回り強化装備など
■No.6 コイズミ かるキャンNUGGET(価格…中古車ベースにつき応相談)
●ちょっと変わった軽キャンパー
かるキャンナゲットは、キャンプで使えるスライド式キッチンや道具を収納できる軽トラ搭載用の「Dプロイボックス」という製品と、ポルトガルのメーカー、ジェームス・バロウドのルーフテント「SPACE Compact」を組み合わせたコンプリートカーだ。アウトドア志向の強い人には楽しさ満点の軽キャンだろう。
●主な装備…Dプロイボックス(スライド収納式シンク&キッチン、スライド収納棚)、ルーフテントを標準装備。中古車ベースで製作されるため、詳しい仕様や価格は株式会社コイズミに問い合わせを!
■No.7 オートワン 給電くんポップアップルーフ(242万8800円~)
●40Wのソーラーパネルを装備する定番車!
数多くの軽キャンパーをラインナップするオートワンの主力製品給電くん。40Wのソーラーパネルを標準装備する。サブバッテリーにインバーターと電源まわりに不安なし。ベースはスズキのエブリイバンだ
●主な装備…サブバッテリー、インバーター、走行充電システム、外部入出力コンセント、40Wソーラーパネル、ポップアップルーフ、脱着式センターテーブルなど標準装備多数
■No.8 オートワン PICCOLO CAMPER+(167万6400円~)
●ベーシックなレイアウトで室内が広い!
こちらもエブリイバンをベースとしたオートワンの軽キャンパー。コスパの高いモデルだが、サブバッテリーに走行充電システム、脱着式センターテーブルに就寝マットなど基本的な装備はしっかりついているので安心。
●主な装備…サブバッテリー、走行充電システム、オーバーヘッドキャビネット、脱着式センターテーブル、就寝マット・ミニクッションなどを標準装備
■No.9 オートワン 愛犬くん(189万6400円~)
●ワンちゃんだって家族の一員なんですよ!
オートワン曰く「ペットのための軽キャンパー!」というエブリイバンベースの愛犬くん。ペット専用の足洗い場のほか、2箇所のゲージ置き場などペットと一緒に出かけたくなる仕様になっている。ソーラーパネルもついてるぞ!
●主な装備…サブバッテリー、走行充電システム、30Wソーラーパネル、オーバーヘッドキャビネット、脱着式センターテーブル、就寝マットなどを標準装備
■No.10 CAR FACTORY TARBOW Bug-truck PANEL VAN(332万2200円~)
●内装も外装も超オシャレな軽キャンパー
7パターンの間取りを持つオシャレな軽キャンパー。家族4人でというよりは、自分だけの秘密基地のような雰囲気を持つ。上記価格はベースキッドだが、ベッドとキャビネット付きのフルキッドを選びたい。
●主な装備…断熱処理、ウッド加工、リフトアップ、M/Tタイヤ&ホイールセット、収納式サイドステップ、ルーフラックなどを標準装備。オプションも多数用意
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キャンピングカーの特徴と主な装備を書いていったが、正直掲載しきれていない。重要視する装備も人それぞれだろう。車中泊が快適な軽自動車レベルから、一カ月くらい生活できそうなレベルのフル装備軽キャンまでさまざまなので、買うならリサーチを充分にしていただきたい。
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