コロナ禍になり日常生活が一変してしまったこの2年。日常生活では「三密」の回避や手洗い、うがいなどをよりこまめにする習慣がついた。
あらゆるウイルスへの感染対策が日常生活で当たり前となってきて、「抗菌」や「抗ウイルス」を謳う商品も増えたが、クルマ界隈でも「抗ウイルス」を意識したアイテムがあることをご存知だろうか?
ホンダとホンダアクセスが力を合わせた抗ウイルス用品「くるますく」。こち
らは、車両標準装備のエアコンフィルターに被せることで、キャッチしたウイルス飛沫を特殊な表面形状でダメージを与え、ウイルスを減少させる(※)という純正アクセサリー。
いったい「くるますく」ってどんなものなのか。 開発担当者にインタピユをしつつ時代のニーズに合致した画期的な製品に迫ります!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダアクセス、成田颯一【PR】
【画像ギャラリー】取付簡単で効果は1年! 画期的すぎる「くるますく」が熱い
■「人のために役立つ」というホンダイズムが出発点
冒頭にも書いたがコロナ禍で多くの人が苦しい状況に立たされている。自動車業界も当初はコロナ禍の影響も大きくあったが、「密にならない」移動手段として注目度が高まり、新車販売は堅調に推移している状況だ。
実際にクルマでの通勤も増えているという声をよく聞くが、クルマに家族を乗せるとき、そして外出先から車内に戻った時、密室の車内の空気が気になるという人も多いはずだ。もちろん窓を開けるだけでなく車内の空調を機能させ「外気循環」で走行すれば換気はされている。
でも心配!! という声はよーくわかります。そこで今回紹介したいのが抗ウイルス用品「くるますく」。車内に浮遊しているウイルス飛沫を、車内の空調を「内気循環」で機能させることにより15分間で99.8%以上除去する効果が期待できるという優れモノだ。
製品構造としてはアルミ線をメッシュ状に編んだ板状だが、これを車両標準装備のエアコンフィルターの上に被せて設置するだけ。車両の防錆処理にも使
われるリン酸亜鉛化成処理が施されていて、アルミメッシュの表面が微細な突起形状をしている。この特殊な表面形状がキャッチしたウイルスにダメージを与え減少させる。
このホンダ独自の技術を用いた画期的な製品の開発は、約半年という短期間で行われている。これにはホンダの「人や社会の役に立ちたい」「人々の生活の可能性を拡げたい」という企業精神からきていることも併せて紹介したい。
コロナウイルスの影響が本格化した2020年初頭。ホンダは同年4月には自治体などにコロナウイルス感染者移送用のステップワゴンやオデッセイを無償貸与している。ホンダの企業精神としての奉仕精神が表れた「いいハナシ」なのだが、実は「くるますく」もコロナ禍でも「ユーザーに快適で安心安全な移動を届けたい」という思いが表れた製品だ。
開発責任者の本田技研工業 四輪事業本部 越後隆治さんはオンライン取材でこう語った。「ホンダとしてできること、ホンダとして役に立てることをコロナ禍で検討するワーキンググループがあり、悩みぬいたうえで車内エアコンに抗ウイルス機能を付与できないかとのアイデアに至りました」。
ホンダが開発し、ホンダアクセスが量産品としての製品を供給するなど、まさに「ホンダ全社」でのものづくりで生まれた製品だ。しかもクルマで移動するドライバーがリスクに備えて安心して過ごすために、簡単に後付けが出来るというのも「くるますく」のの大きなメリットだ。
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