SUV人気に押され気味に感じるミニバンだが、来年は注目モデルが続々モデルチェンジ予定だ。
そんな大本命の新型アルファードについて、ベストカーでは最終確定デザインを完全捕獲した!
※本稿は2021年9月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2021年10月26日号
■デビューから6年…遂に次期型がベールを脱ぐ!!!
ここ近年、SUVの人気が高まっており、各メーカー、ラインナップの強化を図っている。
RAV4やハリアーなどのミッドサイズが人気の中心だが、ヤリスクロス、キックスなどのコンパクトSUVもラインナップを増やしており、買いやすい価格も手伝って販売台数を伸ばしている。
相対的に販売面で少々わりを食った印象なのがミニバンだ。特に販売の中心を担う5ナンバーサイズのBOXタイプ、ノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンは各車、現行型が登場したのは2014~2016年で、モデルライフが長くなっているなかでは健闘しているものの、どうしても古さを隠せなくなってきた。
それでも大型ミニバンの雄、アルファードは高額車にもかかわらず月販1万台前後を維持しており、販売トップ3に入る好調さを見せているのは驚異的だ。
現行型アルファードは2015年1月にデビューしており、2017年12月にマイチェンが実施されてはいるものの、すでに6年以上が経過している。
すでにベストカーでお伝えしてきたように来年、2022年秋~冬、つまり約1年後にモデルチェンジが実施される計画だ。
これまでにも幾度となく新型アルファードの情報をお伝えしてきたが、ベストカースクープ班はついに、新型アルファードの最終確定エクステリアデザインを掴んだ!
■基本的にはキープコンセプト。ホイールベースは3000mm級に!?
基本的にはキープコンセプトのモデルチェンジであることがよくわかる。
モデル末期になっても根強い人気を誇るアルファードだけに、大きくデザインテイストを変更することなく、現行型で人気の要因となっている押し出し感のあるフロントマスクをいっそう強調した、迫力あるフロントマスクが印象的だ。
販売面でアルファードが圧倒的で、ヴェルファイアが伸び悩んでいるため、新型ではアルファードに一本化される模様。
プラットフォームは最新のTNGAを採用。ハリアーやRAV4などに採用されるGA-Kプラットフォームは、北米向けロングホイールベースのハイランダーなどにも使用されており、幅広い車種に対応する。
FFプラットフォーム化される次期型クラウンにもGA-Kプラットフォームが採用されることからも、トヨタがこのプラットフォームに掛ける開発コストと意気込みがおわかりいただけるだろう。
ちなみにハリアーやRAV4のホイールベースは2690mmだが、ハイランダーは2850mm。4950×1930×1730mmの巨大なSUVに対応したプラットフォームである。
さらにミニバンのアルファード用には3000mm級のホイールベースが用意されることになる。
新TNGAプラットフォームを採用することで、低重心化がはかられ、全高は現行型の1950mmよりも10~15mm程度低くなるものの、フロア高が低くなることで室内高は現行型と同等を確保するという。
大型ミニバンではどうしても犠牲になりがちだった操安性能を大きく引き上げ、走りのよさも新型アルファードのアピールポイントとなる。
パワーユニットは直4、2.5Lエンジンのハイブリッドが主力となるが、新型レクサスNXで初搭載となった直4、2.4Lターボ(280ps/43.8kgm)が現行型のV6、3.5Lエンジンに代わり搭載される。
最大トルクは3.5L NAよりも大きく、余裕のある動力性能が楽しめるだろう。
繰り返しになるが新型アルファードの登場は2022年秋~冬。続報が入り次第、どんどん情報をお伝えしていきたい!
【画像ギャラリー】現行型とも徹底比較!!! 新型アルファードの予想CGを見る(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方現行型も抽選や既存ユーダー優先で手に入らないのに新型出すな!
髭剃り5枚刃!
TOYOTAさん、これで合ってますか?