クラウンの続報が入ってきた! 思えば2020年11月に某新聞からクラウンの生産を現行型で終了、と報じそこから1年余。錯綜していた情報がようやくひとつへ収斂され、「クラウン大改革」の道筋が見えてきた!?
※本稿は2022年2月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年3月26日号
■これまで錯綜してきた情報がひとつに
本誌「ベストカー」3月10日号にて、今年5月にモデルチェンジという情報をお伝えした一方で、モデルチェンジは1年後だという販売店関係者の情報もあり、情報が錯綜していたトヨタクラウン。だが、ここにきて確定的情報が伝わってきた。
これは2月10日付で通達された販売店からの情報で、すでに顧客にも伝えていることなので間違いのない事実だ。
現行型クラウンに関しては、すでに2月10日付で2Lターボモデルの新規受注を終了。
2.5Lハイブリッド、3.5Lハイブリッドについては3月13日が最終受注となる、というもの。
ただし、生産ラインのキャパシティもあり、生産台数に限りがあるため、販売店発注システムには受注可能台数が表示され、カウントダウンのように日々減っていくという。
通常、このような受注停止の通達に際しては「一部改良のため」であるとか「法規対応の小改良によるもので一時的停止」といったように理由が明確にされる。
だが販売店関係者に聞くと「今回は特段の説明もないままの受注停止で、これは異例。最近ではエスティマの受注が終了した際と同じ」だという。
もちろん、フルモデルチェンジが予定されている場合、新型モデルの案内が同時にあるのが通例だ。
ベストカーでは、クラウンは今年5月モデルチェンジ。カムリなどに採用されるFF用GA-Kプラットフォームをベースとした4WDを基本とした、流麗な4ドアクーペスタイルとなる、という情報を得ていたが、まさにこの情報と時期的に符合する。
トヨタの開発現場に近い情報源によれば「開発はほぼ完了していて、来年に延ばす理由は考えられません。どこから出た情報でしょう?」と、“来年説”を一笑に付す。
さらに、「後輪駆動を一部法人需要対応に残すという説もあるようですが、少なくとも周囲でそのような話は聞いたことがない」ともいう。
もっとも、これは新型車開発現場の話なので、一部改良などの「営業的」な情報とは乖離がある可能性も否定できない。
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