2020年9月16日のプロトタイプ発表からおよそ1年半、今年1月の日本市場向けモデル公開から3ヶ月。日産の新型フェアレディZの登場が、ゆっくりと、だが確実に近づいてきている。今年最大の注目車となるであろうZ、その6月の登場に備えて、いまわかっている情報すべてを総チェック!
※本稿は2022年2月のものです
文/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年3月26日号
■ハイパワー&3ペダルMTの組み合わせにココロ躍る!!
約14年ぶりのモデルチェンジを受け6月に販売が開始される新型フェアレディZ。
型式が「Z34」のままということで、ちょっと前までは「ビッグマイナーチェンジではないか?」という声もあった。
実際は全体の80%が新設計とされ、従来型とはまるで違うクルマになることがわかっている。
新型フェアレディZ最大のトピックは、やはり405psを発生する3L、V6ツインターボエンジンの搭載だろう。
組み合わされるミッションは6速MTと9速ATが用意されるが、400ps級のハイパワーエンジンに3ペダルMTが組み合わされるモデルは国産車中唯一となるだけに、その走りの楽しさは大いに期待できる。
もちろんそのハイパワーを支えるボディも、しっかり鍛え上げられている。
市場で待ち受ける強力ライバル車の名前を出しても「まあ、見ててください」と、日産サイドは自信をのぞかせている。
総合的な完成度はかなり高レベルなものになると見ていいだろう。
気になる価格は500万円台前半から。
発表ずみであるプロトスペックの700万円近い価格にさまざまな憶測が流れたが、その後の取材でベースグレードは手頃な価格となることが確認できた。
期待がふくらむ新型Z、発売日が本当に待ち遠しい!
■押さえておきたい5つのポイントや主要諸元 グレード構成など
■押さえておきたい5つのポイント
・歴史をリスペクトしつつ現代的に仕上げた外観
・405ps/48.4kgmを発生するVR30DDTTエンジン
・トランスミッションは6速MTと9速ATを用意
・メーター表示は3種のグラフィックから選択可能
・ベースグレードは500万円台前半になる予定
■日産 新型フェアレディZ 主要諸元 ※「Proto Spec」
・全長×全幅×全高:4380×1845×1315mm
・ホイールベース:2550mm
・エンジン:VR30DDTT 3.0L V-6 ツインターボ
・最高出力:298kW(405ps)/6400rpm
・最大トルク:475Nm(48.4kgm)/1600−5600rpm
・トランスミッション:6速MT/マニュアルモード付フルレンジ電子制御9速オートマチック
(9M-ATx)
■グレード構成
・標準
・バージョンS
・バージョンST
・プロトスペック(特別仕様車)…696万6300円
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