夏も終わり、いよいよ来年に向けたニューモデル情報が飛び交う時期になった。2023年の注目は、何と言ってもホンダのCL250&CL500。近年、異例の大ヒットとなったレブル250及びレブル500のスクランブラー仕様とウワサされている。
スクランブラーとは、昔ながらのオフロードスタイルで、ネオクラッシクモデル全盛の現在でも人気となっている。大人気のレブルがベースならCLも大ヒット間違いなし!?
文/ベストカー編集部、CG/SHINGRAPHIC、写真/HONDA
【画像ギャラリー】歴代CLシリーズをベース車とともに振り返る(7枚)画像ギャラリー元祖CL72スクランブラーの60周年に新型スクランブラーがデビュー?
スクランブラーとは、オンロードバイクをオフロードに対応させた仕様の呼び名で、オフロード専用モデルがなかった1960年代に流行したバイクジャンル。ネオクラッシクモデルが定着している現在も脚光を浴びており、今ではオフロード性能よりもファッション性を強く意識した新型が各社からリリースされている。
ホンダが2023年に発売するという情報のCL250&CL500も同じ位置づけとなり、ベースはクルーザーのレブル250&レブル500になるだろう。1960年代のスクランブラーは高性能スポーツモデルを元にしていたが、現代のスクランブラーはスタイル重視なので、クルーザーがベースでも問題ないはずだ。
CL250&CL500がどのような外観になるかは現時点では不明だが、過去にホンダが出願していた特許の画像から、アップタイプのマフラーを装着する可能性が高い。往年のスクランブラーはアップマフラーを採用していたのが定番で、CL250&CL500もこれを踏襲するだろう。
今年は、1962年に発売されたホンダCL72スクランブラーの60周年。これにちなんでか、CL250はこの秋に発売がウワサされていた。しかし、多くのモデルの生産が遅延するなか、CL250も発売は2023年になりそうな状況になっている。それでもこの秋の新車ショーでの正式発表を期待したいところだ。
レブルと同じように250と500の二本立てのラインナップは確実!?
ここまで、CL250&CL500とあえて二つの排気量を強調して表現しているが、レブル250&500と同じように、普通免許と大型免許の2種類のラインナップが期待できそうなのだ。レブルは実は250と500はフレームや足回り、ボディバーツが共通で、エンジンを乗せ換えることで車種を増やしている。
その方式は、同じフレームにエンジンマウント部分だけを変更して250ccの単気筒と500ccのツインエンジンを搭載できるようにするというもの。さらに、海外では300cc版も用意され、コストを抑えつつ様々なセグメントに向けてバリエーションを展開できるようになっているのだ。
CL250&CL500についても、特許の画像を見る限りメインフレームはレブル250&500に似ており、異なるエンジンが搭載可能になっていると思われる。また、これを裏付けるようにCLはレブルと同じように250ccと500ccが発売されるとの情報なので、普通免許ライダーと大型免許ライダーともに朗報と言えるだろう。
特に現在の普通二輪免許のラインナップでは、日本メーカーのスクランブラーモデルは唯一無二。また、車検のいらない250ccクラスだと唯一のスクランブラーかつネオクラシックモデルになるので、ライバル不在の状況に注文が殺到する可能性もありそうだ。
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