■現行型よりやや小さくなってまずは米でお披露目
2018年11月28日12:45(日本時間)、米ロサンゼルスショーに出品されるため、新型「マツダ3(日本名アクセラ)」が世界初公開された。
アクセラは2003年の初代デビュー以来、世界累計販売台数600万台を超えるマツダの大黒柱。現行型(3代目)は2013年11月に登場しており、今回披露された新型は順次世界で発表されていき、日本仕様の発表発売は2019年夏頃となる。
今回の新型アクセラ、気になるポイントは数多いが、その筆頭はデザインだろう。
「日本の美意識を礎に描く、新たなエレガンスを表現」と発表リリースにあるように、上品さと繊細さを併せ持つ美しいフォルムが新型アクセラのボディデザイン最大の特徴となる。
今回発表されたのはハッチバックとセダンの2タイプで、ハッチバックは「色気のある塊」、セダンは「凛とした伸びやかさ」をそれぞれデザインコンセプトとしたそう。ボディサイズはハッチバックが全長4459×全幅1797×全高1440mm、セダンは全長4662×全幅1797×全高1445mm。
現行型は全長4470mmだから、サイズは(近年新型が出ると巨大化しがちだが)絞られることになる。
マツダはこの新型アクセラを「深化した魂動デザイン」、「マツダ新時代の幕を開ける」と表現しており、このアクセラのデザインイメージが、今後のマツダ車のキーコンセプトとなっていくと宣言している。
本日発表された外観写真を見るかぎり、プレミアム感と美しさを両立させ、かつオリジナリティに富んだデザインなので、ぜひ一刻も早く実車をこの目で見てみたい。
■世界初の技術にハイブリッドをプラス
新型アクセラのさらに気になる点といえばパワートレインだろう。
今回は搭載予定のエンジンラインアップも発表されており、1種類のディーゼル(1.8L)と3種類の純ガソリンエンジン(1.5L、2L、2.5L)、それにSKYACTIV-X(2Lの圧縮自己着火式ガソリンエンジン+モーターのマイルドハイブリッド)と、計5種類の駆動システムが用意される(これに6速ATと6速MTがそれぞれ組み合わされるとのこと)。
特にSKYACTIV-Xはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの「いいとこどり」なシステムであるのに加え、発進時の加速をモーターがアシストするマイルドハイブリッドシステムと組み合わせることで、現行アクセラに用意されるストロングハイブリッド(トヨタから提供されているTHS)のJC08モード燃費27.0km/Lを超えてくることが予想される。
もちろん近年急速に評判を上げてきたマツダの4WD(i-ACTIVE AWD)や衝突軽減ブレーキを中心とした安全技術パッケージ(i-ACTIVESENSE)も搭載される。
新型アクセラが所属する「Cセグメント」は、欧州ではVWゴルフ、トヨタカローラスポーツ、スバルインプレッサ、ベンツAクラス、BMW1シリーズ、ルノールーテシア、など世界最激戦区となっている。
日本市場ではプリウスと真っ向対決となるだろう。
そんな気合いの入ったニューモデルだけに、マツダは「いまの最新技術を全部盛り込んできた」というような態勢で臨んできた。
まずは一刻も早く実車を見て、乗ってみたい。マツダのよると新型アクセラ(マツダ3)は順次世界の各市場で発表発売していくとのことで、日本での発表は2019年夏頃と予想するが、来年正月の東京オートサロンでぜひお披露目してもらいたい。お願いします!
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