2022年10月31日をもって、いよいよホンダCB400SF/SBが生産終了になる。これで400ccの並列4気筒車は現行車から消滅するわけだが、前々から当webで報じているとおり、ホンダは次期モデルを検討している模様。現時点でわかっている情報を全て放出しよう!
文/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】新旧ヨンフォア、CBX400Fで次期モデルのスタイルを検討してみる!?(7枚)画像ギャラリー次期CB400向けにハイパーVTECなしの並列4気筒を新規開発か!?
2022年11月1日からバイクに「平成32年(令和2年)排ガス規制」が全面適用される。50ccを除き、規制に対応していないバイクは、この期日までに規制をクリアしないと日本で販売できなくなる。
現在、世界唯一の並列4気筒400ccモデルであるCB400スーパーフォア(SF)は、1992年のデビュー以来、モデルチェンジで排ガス規制を乗り切ってきた。しかし今回の規制には対応せず、派生モデルの同スーパーボルドール(SB)ともに絶版が決定している。
生産終了がホンダから正式発表されたのは、初代発売からちょうど30年後の2022年4月28日。大きな衝撃が走り、慌てて入手しようとしたファンも多かったが、既に生産分は予約で完売状態だった。
あと一週間足らずで30年の歴史にフィナーレが訪れる……わけだが、当Webの得た情報によると「後継機が開発中」らしい。その詳細は不明ながら、エンジンはDOHCヘッドの水冷並列4気筒なのは確実。ただし、回転数に応じてバルブ数を切り替える現行のハイパーVTECは採用しないという。
中国市場でCB1300が販売中、その普及版として次期CB400が投入される!?
メイン市場として中国が計画されている模様だ。エンジンは莫大なコストをかけた新開発で、500ccの4気筒モデルを投入するらしい。その400cc版が次期CB400として日本向けに発売されると見られる。日本仕様も「しっかりコストをかけて造り込まれる」との情報だ。
現在の中国ではカワサキZ900RSなど丸目ネイキッドのスタイルが人気を博しつつある。ホンダの現地法人「本田中国」でも、CB400SF/SBの兄貴分であるCB1300SF/SBをはじめ、空冷直4のCB1100をラインナップ。一方、300~500cc以下のミドルクラスには丸眼1灯のスタンダードなネイキッドが存在しない。
CB1300はトップモデルの一つとして君臨しており、価格は19万1000人民元。日本仕様の156万2000円に対し、390万円相当と超高額で、なかなか手が出せる価格ではない。そこに普及価格帯のミドル直4CBが登場すれば、受け入れられる土壌は十分にあるだろう。
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