「サラバ名車CB400SF」 新型あるから涙は拭え! 「新型”ヨンフォア”」掴んだ最新情報

“ヨンヒャクCB”の50周年を祝うメモリアルモデルの可能性も

 発売時期は2024年以降と予想。「ヨンヒャクCB」の元祖である名車CB400フォアの誕生50周年にあたり、「新時代CB」をデビューさせるのに最高のタイミングとなる。

 それゆえ冒頭のCGでは、CB400フォア(ヨンフォア)風スタイルとした。現在、レトロでバイクらしいフォルムの“ネオクラシック”は世界的に人気。現行CB400SFよりさらに懐古的なデザインとなるが、幅広い国や地域で受け入れやすいはずだ。

 何より国内でヨンフォアは、以前よりプレミア相場が続く人気車で、現在も全国平均338.3万円、最高577万円で取引されている(「Webike バイク選び」調べ。ちなみに1975年モデルの当時価格は32万7000円)。

 次期CB400がヨンフォアスタイルなら、特に1970~80年代に青春を送ったオジサン(筆者もその一人)に拍手をもって迎えられる可能性大。また、若者にはGB350などのようにレトロスタイルのネイキッドとして人気を博すかもしれない。

往年のCB400フォア(右)と予想CGを並べた。CGは本誌の妄想だが、昔を知る人には懐かしく、若者の目にはシブいネオレトロに映るはず。管楽器を思わせる集合管はぜひ再現してほしい!
往年のCB400フォア(右)と予想CGを並べた。CGは本誌の妄想だが、昔を知る人には懐かしく、若者の目にはシブいネオレトロに映るはず。管楽器を思わせる集合管はぜひ再現してほしい!

生産終了間近に初代CB400SFがホンダ本社で展示、これが意味するものは……?

 2024年発売となれば、2023年は空白期間となるが、ホンダではモンキー(50cc)が2017年に生産終了し、翌年グローバルモデルとして復活した例もある。

 従来型は国内専用で、規制対応してもコスト回収が困難だった。これが今回の排ガス規制強化に対応しなかった理由の一つと関係者は語る。しかし次期型でグローバル展開されればスケールメリットが生まれ、現行のCB400SF/SBよりセールスやコスト回収が見込めるのだ。

 ちなみに往年のCB400フォアは欧州でも販売されたグローバルモデル。国内は免許制度や販売年数が短かった影響もあるが、生産台数は圧倒的に欧州の方が多かった。もし新型がフォア風ならば日中以外にもマーケットが広がる可能性があるか!?

 ホンダとしても、30年にわたって何度もベストセラーを獲得したCB400SFの系譜をここで終わらせたくないハズ。そんな思惑があるせいか、ホンダ本社のプレスルームでは、10月末に生産終了するタイミングで初代CB400SFが展示されていた。ホンダとしてCB400SFの終了を惜しみつつ、この部屋を訪れるジャーナリストに向けてメッセージを発しているかのように思えてならない。

 ――ともあれ、ひとまずは30年にわたってライダーに愛されてきたCB400SFに感謝を込めつつ、別れを惜しもう。そして次期型の続報を待ちたい!

10月18日にホンダ青山本社のプレスルームで撮影した1992年型の初代CB400SF。生産終了間近のタイミングで、別れを惜しむように展示されていた
10月18日にホンダ青山本社のプレスルームで撮影した1992年型の初代CB400SF。生産終了間近のタイミングで、別れを惜しむように展示されていた
【画像ギャラリー】新旧ヨンフォア、CBX400Fで次期モデルのスタイルを検討してみる!?(7枚)画像ギャラリー

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