「あのクルマは終わった」なんて言わせない!! あるぞ起死回生! 息を吹き返したクルマ5選

「あのクルマは終わった」なんて言わせない!! あるぞ起死回生! 息を吹き返したクルマ5選

 サンドウィッチマンやトレンディエンジェルがM-1グランプリで敗者復活から優勝を勝ち取ったように、自動車の世界でも一度は輝きを放ったものの、その後は鳴かず飛ばず……という状況から復活したクルマはごまんとある。

 特に、フルモデルチェンジ後の新型モデルが良ければ良いほど、そのコントラストが浮き彫りとなる。そこで、ここでは旧モデルも人気だったが新型はさらにブレイクしそうなモデル、一時は瀕死の状態に陥ったものの華麗なる復活を遂げたモデル、さらにはこれから復権を果たしそうなモデルを紹介していこう。

文/FK、写真/ダイハツ、トヨタ、日産、ホンダ

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これぞ理想のファミリーカー!? 新型シエンタは売れない理由が見当たらない

あるぞあるぞ起死回生の一発!! 息を吹き返したクルマたち
広い室内空間と取り回しの良さを具現化したエクステリアデザインを採用したシエンタ

 2022年8月に行われたフルモデルチェンジで3代目となったシエンタ。

 多様なライフスタイルに応えるべく、Active&Funをキーワードに2015年7月に登場した2代目もデビュー時は発売後1カ月で約4万9000台という好調な立ち上がりをみせた人気モデルだったが、3代目も一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表する乗用車ブランド通称名別順位では、2022年8月が17位(2796台)だったのに対して2022年9月は6位(7785台)にジャンプアップ! 

 扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに2列目シートの居住性を向上させた使い勝手の良さに、欧州車テイストの洗練されたエクステリアデザインが相まって発売直後から大きな話題となっている。

 安全・安心でかつ快適・便利な先進装備がいっそう充実した3代目では、最新の予防安全パッケージであるトヨタセーフティセンスを全車に標準装備。対応する事故形態を拡大し、より安心なドライブもサポートしている。

 また、燃費の良さも特筆点で1.5リッター ダイナミックフォースエンジン(M15A-FXE)を採用したハイブリッドシステムはクラストップレベルのWLTCモード走行燃費28.8km/Lを達成。

 見た目ヨシ、乗ってヨシ、燃費もヨシ! となれば、もはや売れない理由は見当たらない。

昔の面影はない現行シビックだけど走りは一級品

あるぞあるぞ起死回生の一発!! 息を吹き返したクルマたち
11代目となる現行のシビックは広く運転しやすい室内空間を確保したキャビンを追求しながらも、流れるような美しいプロポーションを実現

 2005年9月に登場した8代目では4ドアセダンのみのラインナップとなり、“もはや、これまでか……”と思われたシビック。しかし、廉価グレードでも300万円オーバーという高級車へと変貌を遂げたものの、スポーティさという面においては“らしさ”を取り戻した現行のシビック。

 2021年8月にデビューした通算11代目の現行モデルは、低重心かつ水平基調の流れるようなプロポーションを有する5ドアハッチバックという出で立ちで登場。

 その走りもスポーティで、Honda独自の1.5リッター 直噴 VTECターボエンジンがもたらす鋭い加速とレスポンス、さらにはエンジンサウンドとの一体感によって操る歓びを全身で体感できるスペックに仕上げられている。

 2022年7月には、独自の2モーターハイブリッドシステムであるe:HEV搭載のハイブリッドモデルの発売もスタート。熱効率に優れたアトキンソンサイクルに加え、燃料をシリンダー内に直接噴射する新開発の2.0リッター 直噴エンジンは燃料を無駄なく燃焼させることで燃費・排出ガスクリーン性能・静粛性を向上させるとともに、ドライバーの操作にリニアに応える爽快な加速も実現している優れモノ。

 2022年9月にはタイプRもデビューを果たしたシビック、その充実のラインナップに死角はない。

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