初代モデルの汚名を返上した2代目の“ダイハツ・ロッキー”
オールドファンにとって“ダイハツのロッキー”といえば、コンパクトクロカンとして1990年に登場した初代モデルを思い浮かべる人もいるだろう。
販売が低調だったことから珍車・不人気車にカテゴライズされる初代ロッキーだったが、22年の時を経た2019年11月登場の2代目は取り回しが良い5ナンバーサイズ、広い室内空間と大容量のラゲージ、躍動感ある力強いデザイン、安心の先進・安全機能という4拍子そろったコンパクトSUVとして華麗な復活を遂げた。
その心臓部には、全グレード共通の1.0リッター ターボエンジンを搭載。スロットル特性を最適化してレスポンスやコントロール性を向上させつつ、低開度域はコントロール重視、中高開度域はレスポンス重視といった細かい味付けもなされている。
スプリットギヤを用いた技術を採用したD-CVTも変速比をワイドレシオ化して優れた燃費性能と高い静粛性を両立。新プラットフォームの軽量高剛性ボディとの組み合わせが生み出す軽快な加速感と高い操縦安定性もロッキーの持ち味となっている。
2021年11月にはエンジンで発電し、その電力を使用してモーターで走行する新開発のe-SMART HYBRIDと1.2リッター 自然吸気ガソリンエンジンを搭載したモデルを追加して商品力をいっそう高めている。
今も昔も俺たちはやっぱりフェアレディZが好き!
現在は受注を一時停止しているものの、納車は始まっている新型フェアレディZ。
Z34系と呼ばれる先代モデルもZらしいバリューを盛り込みながら走行性能や質感を進化させた、12年の長いモデルライフを誇る名車だが、インパクトという面では新型に軍配が上がるのは仕方がないところ。
自然吸気エンジンを採用した先代モデルに対し、新型は新開発3リッターV6ツインターボエンジンのVR30DDTT型を採用。405psの最高出力と48.4kgf・mのハイスペックを誇り、シャープでスムーズなレスポンスを実現。
トランスミッションもクラッチディスクとギヤトレインの強化と新設計のシンクロナイザーシステムを採用した6速MTと、幅広いギヤレンジによりダイレクトなレスポンスを実現した新開発の9速ATを設定し、爽快かつダイナミックなパフォーマンスを提供する。
迫力あるビジュアルももたらす左右2本出しマフラーが奏でるエキゾーストサウンドもスポーティで心地良いったらありゃしないが、ロングノーズ&ショートデッキの伝統的なシルエットもまたオールドファン納得の仕上がり。
EV化やハイブリッド化が著しい昨今において、数少なくなりつつあるガソリンエンジンを搭載したピュアスポーツカーはその存在感もまた群を抜いている。
華麗なる復活を遂げたRSとともにフィットが復活の狼煙を上げる!?
フィットといえばホンダのベストセラーモデル……というイメージがあるが、それも今は昔。一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表している、1~12月の販売台数を集計した乗用車ブランド通称名別順位を見ていくと2018年は7位、2020年は4位、2019年と2021年に至ってはベスト10圏外の12位という低調なセールスが続いている。
2020年2月に発売された現行モデルは、歴代フィットが築き上げた優れた性能・機能をベースに、数値では表せない価値“4つの心地よさ(心地良い視界、座り心地、乗り心地、使い心地)”と、ライフスタイルにフィットする“5つのタイプ(BASIC、HOME、NESS、CROSSTAR、LUXE)を提案。
先進の安全運転支援システムであるHonda SENSINGを全タイプに標準装備するとともに、安心・ストレスフリーなカーライフを実現するHonda CONNECTを搭載するなど至れり尽くせりの内容にもかからず、ライバルの後塵を浴びる結果に……。
そんなフィットだが、2022年10月にマイナーチェンジを敢行。同時に、一時はラインナップから姿を消していたスポーティグレードのRSが復活するといううれしいニュースももたらされた。RSの復活とともにフィットが復活の狼煙を上げるのか? 今後の動きに注目あれ。
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コメント
コメントの使い方いや、新型もシエンタカッコ悪すぎだろ