スバル&STIは2023年1月13日AM11時、幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2023」で新型インプレッサ日本仕様プロトタイプのSTIパーツ装着車などを出展した。今回のオートサロンもスバルブースがより一層熱い!
文/ベストカーWeb編集部、写真/スバル
■従来の「インプレッサスポーツ」から「インプレッサ」に名称変更! もちろん、右ハンドルの国内仕様だ!
今回のスバルのオートサロンでの目玉となる新型6代目インプレッサプロトタイプのSTIパーツ装着車からいこう。すでに北米では2022年11月のLAショーで2Lと2.5Lのガソリンエンジン2種類を積んだ左ハンドル仕様の新型が公開されているが、今回オートサロンに出展される新型インプレッサは正真正銘、日本国内向けの右ハンドル仕様だ。
日本では公式サイト上で、2022年12月11日をもって先代型インプレッサスポーツとG4の新規注文受付の終了を発表。それと同時に新型では1.6L水平対向DOHCエンジンとセダンのG4の展開がないことをアナウンスしていた。それもあって今回の新型インプレッサから日本市場での車名を「インプレッサスポーツ」から「インプレッサ」に変更している。日本での受注開始は今春以降となる予定だという。
公表された新型インプレッサプロトタイプのボディサイズは全長4475×全幅1780×全高1515mm、ホイールベース2670mm。パワートレーンは事実上の兄弟車ともいえるクロストレックと同じく、2L水平対向DOHC+モーターのマイルドハイブリッド、「e-BOXER」を搭載する。これにトランスミッションはCVTのリニアトロニックを組み合わせる。タイヤサイズは前後215/50R17で、駆動方式はAWDとなっている。
インテリアにはこれもクロストレック同様に11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイを配置し、大学医学部との共同研究による医学的知見を取り入れた仙骨を押さえて骨盤を支えるシート構造を採用。
また、クロストレックと同じくSGP+フルインナーフレーム構造の採用により、動的質感を圧倒的に向上させている。さらにルーフパネルとブレースの間に振動の吸収性が高く、制振性に優れた高減衰マスチック(弾性接着剤)を採用したことで、ルーフの振動によって発生する騒音の音圧を低減するとともに車内音の収束性を向上させ、快適な乗り心地を実現しているという。
もちろん、先進安全装備のアイサイトについても新型ステレオカメラに広角単眼カメラを組み合わせた最新型を採用し、抜かりはない。
今回、オートサロンで出展された新型インプレッサはあくまで日本仕様のプロトタイプとなるが、ただ単に量産タイプを持ってきたワケではないところが今回の新型インプレッサにかけるスバルの意気込みの大きさが感じられる。
STI製のブラックアルミホイールにフロントリップスポイラーとサイドスカート、リアアンダースポイラーにリアサイドスポイラー、ルーフスポイラーのほか、センター2本出しがスポーティな印象を醸し出しているマフラーなど各所に現在、鋭意開発中のSTI製パーツを装着している。
先代型のインプレッサスポーツはフルモデルチェンジ後、4年が経過したタイミングでようやくSTI Sportグレードが追加設定されたのだが、新型はデビューからいきなりSTI Sportが設定される可能性も高そうだ。大いに期待したい!
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