インドはデリーにて2年に1度開催されるモーターショーにて、スズキの現地子会社マルチスズキインディア社が、ジムニー5ドアモデルを発表した。日本国内でも極めて注目度の高いこの新型車を現地からレポートする!
文/小林敦志、写真/小林敦志、スズキ
■隔年開催のインディア・エキスポマート
偶数年ごとにインドの首都デリー郊外の“ノイダ市”にある、“インディア・エキスポマート”にて隔年開催されていたのが、“オートエキスポ(以下デリー・オートエキスポ)”。
だが、今回は昨年、つまり2022年が新型コロナウイルス感染拡大により開催できなかったので、奇数年であるのにも関わらず2023年に変則的に開催されることになった。
スズキの現地子会社が“マルチスズキインディア社(以下マルチスズキ)”だ。インド国内において、2021歴年締めとなるインド国内での一般乗用車販売台数だが、同社のシェアは63.6%とかなり高い。つまり、圧倒的にスズキブランド車がインド国内で売れているのである。
そのマルチスズキはデリー・オートエキスポ会場においても、最大規模といってもいい広大な展示ブース面積を誇り、プレスデー期間中の2日間にプレスカンファレンスを2回から3回行い(2023年は2回)、毎回その存在感を強くアピールしている。
デリー・オートエキスポ2023では、プレスデー初日となる1月11日に1回目のプレスカンファレンスが行われ、クロスオーバーSUVタイプのBEV(バッテリー電気自動車)試作車となる“eVX”を発表した。
2022年末に日本のネット上で「年明け1月開催のデリー・オートエキスポにて、ジムニーの5ドアバージョンがデビューする」との情報が流れていた。だが、初日1回目のプレスカンファレンスでは発表がなかった。
そのため、2回目のプレスカンファレンス”(トルツメ)において、ジムニー5ドアがデビューするかもと考え、プレスデー2日目はマルチスズキのプレスカンファレンスに全神経を集中させていた。
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