2040年には世界販売台数の100%をゼロエミッションカーにするという目標を掲げているホンダ。そのホンダからコンパクトBEVスポーツを開発中との情報を入手!! どんなクルマに仕立て上げられるのか探っていこう。
※本稿は2023年2月のものです
文/ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、写真/HONDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■ホンダが新たなBEVスポーツを開発中!
世界販売台数のうち、2030年に40%、2035年に80%、2040年に100%をゼロエミッションカー(BEV&FCEV)とする目標を掲げているホンダ。
GM(米国)との提携のほか、駆動用バッテリーの調達ではGSユアサ(日本)、LGエナジーソリューション(韓国)、CATL(中国)と協業するなど、全方位で準備を進めている。
現在、日本で販売しているBEVはホンダeだけだが、中国ではe:Nシリーズを積極的に展開。
米国でもGMとの共同開発となる大型SUVをホンダブランドで年内に、アキュラブランドで来年前半に登場させると発表済みで、いよいよ本格的なBEV戦略が始まろうとしている。日本では2024年春に軽商用BEVを発売する予定だ。
そんななか、編集部に気になる情報が入ってきた。ホンダが新たなBEVスポーツを開発しているというものだ。
それだけなら驚くには当たらない。ホンダはNSXとS2000の後継車をイメージさせるティザー画像を公開しており、「BEVのスポーツカーを必ず作る」と三部社長が公言しているからだ。
しかし、今回入手した情報は「コンパクトクラスのスポーツカー」というものだ。情報提供者は「S660のような小型の2シータースポーツではないか」と言う。
そもそもS660の原型となったのは2011年の東京モーターショーで公開されたEV-STERというモデル。全長3570mm、全幅1500mmとどちらもわずかに軽自動車のサイズ規格を超えていたが、このデザインをほぼそのまま踏襲して登場したのがS660だった。時を超えて、その企画が復活するのは確かにあり得る。
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