ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズによって火が着いたコンパクトSUV市場。この全長4mクラスのマーケットに参入しようとホンダも動き出した。新興国向けモデル「WR-V」を転用し、日本へ投入しようというのだ。早速その詳細をお伝えしよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ
■ヴェゼルよりも270mm短い全長は4060mm
ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズの全長は3995mm。ちょっと長くてよければヤリスクロス(4180~4200mm)やヴェゼル(4330mm)もあるのだが、SUVはとかく大きく見えることもあり、「ロッキー/ライズのサイズがいい」と考えるユーザーは少なからずいる。
そんなユーザーを取り込もうと動き出したのがホンダだ。前述した通りホンダにはヴェゼルがあり、フィットのアクティブ仕様としてクロスターもあるのだが、よりオフロード色の強いコンパクトSUVに商機ありと判断したようだ。白羽の矢が立ったのは、東南アジアや南米で市販してきた「WR-V」だ。
そもそもWR-Vとは、3代目フィットをベースとして2016年にデビューした新興国向けSUV。それが2022年末にフルチェンジして2代目へと進化したのだが、これがまた端正な顔付きで実にカッコいい! 北米のCR-Vやパイロットにも通じるたたずまいなのだ。
ちなみに初代はブラジルとインドで生産されたが、この2代目はインドネシア製造。おそらく日本にもこのインドネシア製が輸入されるはずだ。
肝心のボディサイズだが、全長4060mm×全幅1780mm×全高1608mm。全長はヴェゼルよりも270mm、フィット クロスターよりも35mm短い。いっぽうグローバルモデルだけあって全幅が1780mmある点は注目。ロッキー/ライズとの棲み分けはこの全幅が決めるだろう。
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