全国的には無名でもご近所ではそこそこ有名……。そんな、今でいう“映えない”んじゃないか? ってなスポットに、稀代のコラムニストであるカーツさとうが無理矢理スポットライトを当ててまいります……今回は靖国神社外苑内の「大村益次郎銅像」をご覧いただきます。
※本稿は2023年2月のものです
文/カーツさとう、写真/ベストカー編集部、Adobe Stock(メイン写真:a_text@Adobe Stock)
初出:『ベストカー』2023年3月26日号
■日本初の西洋式銅像!!
みなさん知ってますか? 日本初の西洋式銅像が誰の銅像か。ヒントは明治維新の英雄。「あ、上野の西郷隆盛像!」そう思う人もいるでしょうが、実は違う。
正解は大村益次郎先生だ!! 戊辰戦争では上野戦争を指揮し1日で終結させ、新政府陸軍の創始者でもある兵学・蘭学などなどの超々天才。
明治2年に45歳(没年齢は諸説有)で暗殺されたことと、天才すぎる故に他人を馬鹿にするような性格だったらしいことから、西郷さんほどの知名度も人気もない。が、日本初の西洋式銅像になるってくらいだから、その功績はとにかくスゴイ!
しかし、大村益次郎には功績以上に、とんでもなくスゴイ要素がある。それがルックス……。肖像画を見ていただきたい。見た見た? このオデコ!! 頭脳は人間離れしていたそうだが、オデコはそれ以上に人間離れしている!
もはや、昔のSF映画に出てくる脳味噌が巨大な火星人レベルじゃないですか! なにしろグーグルなどで、大村益次郎と入力すると、関連単語として『おでこ』が出てくる始末。
そんな大デコ益次郎じゃなかった大村益次郎先生は、靖国神社の前身・鎮魂社の創建者でもあるので、靖国神社にその銅像が鎮座しているのだ。
それを聞いたら気になるよなァ~。銅像のオデコはどんなんなってんだ!? 銅像も人間離れか? って。
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