トヨタ 新型C-HRの開発が進みBEVとして販売されること。しかしここでハイブリッドも登場するとの情報をキャッチした!! プリウスと同じプラットフォームを使うためまさに「プリウスクロスオーバー」だ。
※本稿は2023年3月のものです
文/ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部、撮影/APOLLO
初出:『ベストカー』2023年4月10日号
■大幅進化で2023年9月登場?
次期C-HRの開発が進んでいることはすでにお伝えしているとおり。カモフラージュ車の公道テストを捉えたスクープ写真も出てくるなど、開発は最終盤に来ているようだ。
最新の情報では、デビューは2023年9月頃。部品不足、輸送の遅れなどの混乱はいまだ落ち着いておらず、時期がずれ込む可能性もあるが、販売店にはすでに9月頃ラインオフとの情報が伝えられているようだ。
次期C-HRをめぐるこれまでの動きは少々複雑だった。2021年12月に行われたトヨタのBEV(電気自動車)戦略説明会で、C-HRの後継車と目されるbZコンパクトSUVを初披露。
それゆえ次期C-HRはBEVに生まれ変わることが確実視されたが、その後、関係者から「ハイブリッドで開発が進んでいる」との信頼できる情報を入手。結果、ベストカーではハイブリッドとBEVの両方をラインナップすると報じてきた。
世界的に見るとそういうクルマは少なくないし、トヨタにもレクサスUX/UX300eという前例がある。次期C-HRもその方向で開発が進んでいると思われていたのだが、ここにきて「パワーユニットはハイブリッドのみで、BEVの予定はなし」というさらに別の情報が入ってきたのだ。
その理由は「BEVでは価格が上がりすぎて、C-HRに期待される価格帯にできない」というもの。単純ながら説得力のある理由だ。
トヨタは佐藤恒治次期社長のもと、BEV戦略を構築し直すことを発表。見直し項目は多岐にわたるが、そのひとつに、エンジン車とBEVを同じ生産ラインで流せるこれまでの方式を、イチから見直すという課題があるという。その方式では想定以上にコストがかかることがわかったからだ。
ここから先は推測だが、あるタイミングで、トヨタの商品計画が全面的に見直された可能性がある。次期C-HRもそのひとつで、ハイブリッド&BEVを諦め、ハイブリッド専用車にシフトしたと考えられる。
TNGA-Cプラットフォームを使うCセグメントのハイブリッド専用車となれば、プリウスと同じだ。つまり、次期C-HRはプリウスクロスオーバーと捉えることもできるのだ。
コメント
コメントの使い方私もスタイルが発表になったとき次期C-HRを購入しようと決めていました。
でも行き付けのトヨタのセールスから日本での発売はないと決まったと連絡を受けてかなりショックでした。
あのスタイルだったら売れると思ったんですが残念です…
ただC-HRでの発売ではなくプリウスクロスとして出るんではないかと思ってるんですがみなさんの意見はどうでしょうか?
高額では乱立する電気SUV群に埋もれてしまうので、HVで価格抑えるのは良策。
EVとなるbZコンパクトSUVの方は、見た目からしてもスーパーSUV群と肩並べる尖り方なので、かぶる価格帯にせずにそれぞれ特徴活かしたほうがいいい。
足回りの出来では今でもミドルSUVで随一(クロストレックは柔志向なので別枠)なC-HRなので、次期型が足りなかったパワーを得たら、かなり魅力的に映りますね。