おじさんは慣れず!? 便利だけどイマイチ使いにくくないか!? オートライトのダメなとこ

おじさんは慣れず!? 便利だけどイマイチ使いにくくないか!? オートライトのダメなとこ

 新車の場合、法律が変更となったためにオートがデフォルト。ちょっとしたときにポジションにしたくてもパーキングブレーキ作動中でないと変更が効かない車種も多々。昔の感覚だと結構使いにくかったり……確かに便利だけどオートライトの不便なとことは!? そしてこれは改善されないの!?

文:渡辺陽一郎/写真:ベストカーWeb編集部・Adobestock

■自発光式や液晶メーターの台頭で無灯火のクルマ急増!! オートライトが義務化に

フル液晶メーターの場合、明るい場所からトンネルなど周囲が暗くなってもライトの状況が判断しにくい場合も
フル液晶メーターの場合、明るい場所からトンネルなど周囲が暗くなってもライトの状況が判断しにくい場合も

 以前のクルマのメーターは、大半が照明の付いたアナログ式だった。照明はライトと連動しているから、夜間やトンネルの内部を無灯火で走ると、メーターが真っ暗だからスグに分かる。慌ててライトのスイッチをオンにしたものだ。

 ところが最近のメーターには、デジタル表示や自発光式が増えた。メーターは昼間でも点灯しているため、街灯の明るい場所では、無灯火で走っていることに気付きにくい。

 細かなことをいえば、ライトを点灯すると、眩しさを抑えるためにカーナビ画面が暗くなったりする。

 無灯火の状態では、周囲や車内が暗いのに画面だけが明るすぎて気付くこともあるが、近年では無灯火で走るクルマも増えていた。

 ライトの目的は、ドライバーの視界を確保することだけではない。周囲の車両や歩行者に、自車の存在を示す役割もある。

 仮に街灯やトンネル内部の照明が明るく、無灯火で十分な視界を確保できたとしても、安全に走るにはライトの点灯が不可欠だ。

 そこでオートライトの装着が義務化された。以前のオートライトには、作動をカットするOFFモードもあったが、義務化に対応した車種のオートライトは、走行中には消灯できない。無灯火で走ることができない仕組みになっている。

■義務化で無灯火で走るクルマ撲滅!! 昼間でもワイパー作動でライトオンに

 オートライトを使う時に注意したいことは、周囲がかなり暗くならないと、ヘッドライトが点灯しないタイプもあることだ。霧が出ている時など、周囲が比較的明るくても、ヘッドライトを点灯したい場面もある。

 このような状況を想定して、オートライトでは、オートモードのほかにマニュアル操作でも点灯させることも。

 周囲が暗い時に、無灯火で走ることはできないが、周囲が明るい時にヘッドライトを点灯することは可能だ。こういったマニュアル操作による点灯の判断は、安全を優先して行いたい。

 いずれにしても無灯火で走る危険を防げることは、ユーザーと、周囲の車両や歩行者に安全面のメリットをもたらす。

 オートライトの義務化は好ましい。車種によっては、周囲が明るい時でも、ワイパーを作動させるとヘッドライトが点灯する仕組みになっている。

次ページは : ■一方扱いずらさも……簡単にライトオフにできない車種がほとんど

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