かつて高嶺の花だったシートヒーターも今や軽にすら装備されている当たり前のモノに。振り返ればエアコンやナビもそうだが、かつて憧れだった機能たちがフツーのモノになったことは多数。そこで次に当たり前になりそうなものを5つご紹介!!
文:高山正寛/写真:ベストカーWeb編集部
■求めるのは今も昔も変わらず!? “快適と安全”
昔から自動車メーカーは「世界初」とか「日本初」ってのが大好きだった。最近はそこまで強調こそしていないけど、それでも「同クラス初搭載」など装備面のアピールは欠かさない。
その点では基本的な発想は変わらないのかもしれないが、昨今はCASEやMaaSなどに代表される時代背景からもADAS(先進運転支援システム)やその他の快適装備のレベルは昔とは比較できないほど上がっている。
「シートヒーターなんて高級車の装備」とか言われていた時代が懐かしいが、今や軽自動車にも標準装備化されているモデルも多い。
安全装備にヒエラルギーはあってはいけないが、快適装備に言えばもはや「カオス状態」。さて、次は一体何が当たり前の装備になるのだろうか。
■乗る前からエアコンオン!? 炎天下など乗る前から“超”快適に
CASEにおける“C”は通信を活用した「コネクテッド(Connected)」を意味するが、もはや各メーカーは有償/無償を問わず、通信モジュールを搭載することで外部からスマホなどを使って車両にアクセスできる。
元々社外品などでエンジンスターターは存在したがHV&PHEV車の場合、搭載するバッテリーを活用することであまりエンジンをかけることなく「乗る前エアコン」が可能だ。
実際の所、炎天下に駐車している車両にこれを使うことで乗る際には車内温度をかなり下げることができる。また冬場は車内を暖めておける。
今後、コネクテッド領域はますます増えていき、通信モジュールの標準装備化も加速するはず。その点でもそのひとつの機能である「リモートエアコン」は間違いなく次に来そうな機能と言える。
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