ついに登場した新型N-BOX! 6年ぶりのフルモデルチェンジだけに期待も高まるが、ベストセラーミニバンだけに「変える難しさ」もあったはず。ここでは新型N-BOXのインテリアに的を絞って、新型は旧型とどこが変わったのかをチェックしてみよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ、ベストカーWeb編集部
■「カドマル」を多用した水平基調のインパネ周り
まずは運転席に座ってみる。前方を見て感じるのは、ダッシュボードのすっきり感だ。先代は、計器盤をステアリングの上ごしに見る仕様だったが、その計器盤がステアリング内側へと移動したため、左右を貫く水平基調のイメージが強調されたのだ。
計器盤自体も長方形の液晶タイプへと進化した。サイズは7インチで、ホンダの軽自動車としては初の装備。設定を切り替えることで、必要な情報を分かりやすく表示させることができる。計器盤の両脇にはエアコンの吹き出し口があるが、丸い形状は先代と同じだ。
助手席側に目をやってみると、エアコン吹き出し口の上に小物が置けるトレイが用意されている。
ベースモデルの「N-BOX」はここにコルクを思わせる加工が施してあり、シボ感のあるアイボリーのベースカラーとあいまって、クリーンな雰囲気を漂わせている。
目に入るパーツはすべて角を丸める、いわゆる「カドマル」処理を施してあることも、優しい印象を与える要因になっている。いっぽうカスタムはベースカラーがブラック、トレイはストーン調になる。
トレイの下を見てみよう。USB-AとUSB-Cのポートが用意されているのだが、注目なのはさらにその下のグローブボックスだ。
先代に比べて容量を2倍に増やしたことで大きな除菌シートなども入れられるようになった。スマホを入れた際に上部のUSBポートと繋げるように、フタにはケーブルを通すすき間も付いている。
細かいところでは、助手席側Aピラーに設けられていたサイドビューサポートミラーの配置も変わった。
このミラーは、運転席から助手席側側面を確認するために設けられたもの。上側のミラーで前輪付近、下側のミラーで後輪付近を見るという仕様だが、新型では下のミラーがなくなり、ドアミラー付け根へと移動された。駐車のときには反射的にドアミラーを見るため、下側ミラーはその近くにあったほうがいいという配慮から場所を変えたそうだ。
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