2023年6月21日、とうとう登場した新型トヨタ アルファード/ヴェルファイア。継続か消滅かで情報が錯綜したヴェルファイアも無事に継続……どころか、かなりカッコよく生まれ変わって登場している。先代の面影を残しつつ、よりラグジュアリーに進化した新型トヨタ アルファード/ヴェルファイアの詳細をお届け!
※本稿は2023年7月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2023年8月10日号
■明白な進化を遂げた新型
2023年6月21日に登場した新型アルファード&ヴェルファイア。すでに実車を目にした人も多いだろう。
最近のトヨタのニューモデルは、大変身したクラウンや大胆なコンセプトチェンジに挑んだプリウスなど、パッと見た瞬間に「おおっ! なんだこれは!!」と衝撃を受けるケースが多かったが、アルヴェルは、“そういった意味”では想定内。順調な正常進化と言えるモデルチェンジだ。
とはいえ、進化は明白。よりいっそうラグジュアリーに、ショーファードリブンカーとして使われることも想定して、徹底して2列目、3列目パッセンジャーの快適な乗り心地を追求したという。
アルファードとヴェルファイアで明確なキャラクター分けをしたのがポイント。
TNGAプラットフォームを採用し、スライドドア開口部を中心に剛性強化を徹底。さらにヴェルファイアにはフロントクロスメンバーをつなぐパフォーマンスブレースが装着され、フロント周りの車体剛性を強化。これに合わせて専用チューニングのショックアブソーバーが採用される。
タイヤもヴェルファイアは225/55R19が全車に装着されるいっぽう、アルファードは225/60R18が基本となり、エグゼクティブラウンジは225/65R17が標準装備となる。
パワートレーンにも違いがあり、最上級のエグゼクティブラウンジは2.5Lハイブリッドで共通だが、ヴェルファイアには279psを発揮する直4ターボエンジン搭載車が設定される。
一方アルファードにはこの2.4Lターボは搭載されず、逆に2.5Lガソリンエンジン搭載車の設定がある。この2.5Lガソリンの「Z」がアルヴェルのボトムで540万円だ。
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