新型センチュリーの姿カタチ、そして何より2500万円という超高級なお値段と趙が付くほど驚かされた。でも注目すべきはGRMN仕様のリアドアなのだが、これスライドドアでなく新たなタイプなのだ。そしてそして、このドアこそSUVの未来を変える可能性大なのだった。
文・写真:ベストカーWeb編集部
■セリカよりスゴい!! なんでもかんでも自分好みに
新型センチュリーが衝撃の姿で登場した。価格は2500万円と既存のセダンよりも492万円高いながら、納得のデキなのだ。
そして注目はトヨタ史上初のフルオーダーシステムを採用したこと。これ、ボディカラーはもちろんシートカーラーやステッチ、さらにはモニターのサイズ変更や足回りや出力特性のチューニングまで、ほぼ無限といっていいレベル。
豊田章男会長がオーダーしたというGRMN仕様がまさにそれ。その見た目もさることながら、注目はコチラに採用されていたリアドアが未来を変える可能性大なのだ。
■開閉速度も変更可!! なにより超スマートなのがイイ
一見するとスライドドアのように見えるが、こちらはリンク式ドアと呼ばれる全くの別モノ。
一般的なスライドドアは3本のバーで車体と繋がっているが、こちらは2本で実現し、動きとすれば飛行機のドアのようなイメージだ。
スライドドアのようにドアレールも見当たらず、超スマートな見た目。ちなみに開閉はBピラーに静電スイッチが設置されており、そちらを操作。あるいは車内からも開閉可能な仕様となっているのだ。
■ハリアーにもイケる!? SUVにもスライド時代到来の予感
このリンク式ドアなのだが、これ今後の未来を変えかねないモノでもある。
というのもスライドドアといえばミニバン、あるいはN-BOXなどのスーパーハイトワゴンの十八番であるが、他のボディ形状で採用されている例はほぼない。
そして世界的なSUVブームの今、ミニバンからの乗り換え層からSUVにもスライドドアが欲しいといった声が相当数存在する。
ぜひとも他のモデルにも!! という希望をリンク式ドアの開発陣にぶつけると「現状は新型センチュリー専用の装備。だが、技術的には可能で市場の声が大きくなれば検討していきたい」と超前向きな回答が。
そう、このリンク式ドアはランクルシリーズやハリアーといった大人気SUVにも波及する可能性があるのだ。
ちなみにスライドドアはヒンジ式と比較して剛性が落ちるなどのネガ要因もあるが、このリンク式ドアはドアや車体との接合部によってその心配はないという。
このリンク式ドアはトランスミッションなど数多く手掛けるアイシン製。じつは2022年にこの技術を発表しており、当時は前後ともに開くタイプであった。わかりやすく言えばスライド式の観音開きといったイメージだ。
まんま新型センチュリーに載せなかったのはユーザーの使い方などを考慮した結果で、先に挙げたハリアーなどの量販モデルにはこちらが使われる可能性も。まだまだドアの可能性は大いにあるのだった!!!!!!!
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