第6戦を迎えたスーパーGT。舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。SUGOといえばレースを波乱の展開にする「マモノ」が生息することで有名だが、前回鈴鹿で大きなクラッシュに見舞われた56号車はどのように戦い抜くのか……。
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人(編集部)
■淡々と終わると思いきやなんてこったい
スポーツランドSUGOの名物といえば「マモノ」。レースの展開を激しくさせる「ナニカ」がSUGOにはいるのだが、なぜもこうも仕事をしすぎるのかSUGOに棲息するマモノの魅力にモータースポーツファンはワクワクするし、時に翻弄される。
今回は100kgのハンデウエイトを積んだ56号車だが、予選は5番手と手堅くまとめた。ハンディを考えればかなりの好成績だ。第5戦時点でポイントランキング3位に付けていたが、チャンピオンシップを考えるとSUGOではシングルフィニッシュは目指したいところ。
決勝スタート後もスタートドライバーの名取鉄平選手が果敢な走りを続ける。一時は6位まで順位を落としたものの、5位まで順位を取り戻した。このままフィニッシュへ走り続ければ、と誰しもが思ったのだが22周目で52号車の埼玉トヨペットGBスープラGT、61号車スバルBRZとのバトルが勃発。
この辺りからSUGOのレースはやはり無難に終わることがない予感が漂っていた。
■ピットイン時に100号車と接触か?
今回100号車のスタンレーNSXが大きなクラッシュに見舞われたが、一部情報によれば56号車がそのクラッシュに絡んでしまったようだ。ピットインをしようと最終コーナーから立ち上がった56号車だが、そのライン上で100号車と交錯してしまったようだ。
56号車の右フロントが破損してしまい、100号車は大破となってしまった。クラッシュの詳細は不明だが、山本尚貴選手が意識があるということはひとまずホッとした知らせだった。
名取選手からオリベイラ選手にドライバーチェンジが行われた直後に、レースは100号車の回収作業で赤旗が出て中断。さらにグリッドへ戻った際にオリベイラ選手がマシンの破損箇所を確認するためにボディに触れた可能性があるということでペナルティーの検証が出ている。
結局56号車はモニター上では11位フィニッシュとなったが、ペナルティや車検などの審議もあり原稿執筆時点では正式結果はまだ発表されていない。大荒れのレースとなってしまったが、何度も苦境を超えてきた56号車だけにチャンピオンシップの戦いは続く。
【画像ギャラリー】マモノが仕事しすぎなんよ……アクシデント多発で今シーズン最大のピンチが!!【KONDOレーシング56号車速報】(4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方