スバルは2023年9月22日、BRZに追加グレードのSTI Sportを設定し、またトヨタは同日、GR86 RZにAE86生誕記念200台限定特別仕様車を発表した。さらに両車のMT車に待望のアイサイトが追加となった。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、スバル
■ついに6MT車にアイサイトを採用!
まずはBRZから。今回、発表された一部改良によってついに6MT車にアイサイトが採用されることになった。スバル車でのMT車へのアイサイト設定は今回が初めてで、その仕様は初代レヴォーグ相当のステレオカメラを採用したアイサイトVer3となる。
ベースとなるのはすでに6AT車に採用されているアイサイトで、こちらをベースにプリクラッシュブレーキや追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱&ふらつき警報機能、先行車発信お知らせ機能、後方ソナー警報機能のクリアランスソナーを装備している。
また、通常グレードにはウインカーのワンタッチ機能初期設定オフ化をはじめ、VSC制御の最適化、クリアランスソナー警報吹鳴条件の変更(吹鳴開始距離の延長)などを実施。Rグレード(17インチタイヤ仕様)のみ、新パターンタイヤ採用による性能向上が図られている。
BRZ一部改良モデルの車両本体価格はRグレードの6MT車が330万円、6AT車が335万5000円でSグレードの6MT車が348万7000円、6AT車が354万2000円。
■デビューから2年後についにSTI Sport登場!
さらに最上級グレードとしてSTI Sportを設定。こちらの価格は6MT車が376万2000円、6AT車が381万7000円。
STIがチューニングを施した専用サスペンションを採用し、ステアリングの切り始めから内輪の横力を引き出すダンパーセッティングとなっているという。また、フロントサスにもやはりSTIがチューニングした日立Astemo製SFRD(周波数応答型)ダンパーを採用することで、応答性の高いハンドリングと快適な乗り心地を両立させているのだという。
このほか、メーカーオプション装備となるが、ゴールドキャリパーのブレンボ製17インチフロント&リアベンチレーテッドディスクブレーキを設定。
エクステリアでは、ドアミラーやルーフのシャークフィンアンテナがブラック化され、細かなところではヘッドライト内に設定されたBRZロゴのカラーがチェリーレッドに変更されている。18インチアルミホイールには光輝感の高いダークメタリック塗装を施している。
このほか、インテリアではボルドーとブラックのカラーを採用したウルトラスエードと本革のコンビ仕様となった専用シート、シフト回りの加飾やエアコンスイッチ回りがノーマルのシルバーからダークキャストメタリックにカラーを変更している。
BRZの一部改良モデルの月販目標台数は350台。
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