カーマニアに悪い人はいない、と言われるが(?)、チョイワルな雰囲気はオジサンの魅力を引き立てる。ジローラモを越える「タローラモ」を目指せ!? チョイワルオヤジによく似合う、昭和の雰囲気漂うチョイワルカーをピックアップ!!
※本稿は2023年8月のものです
文/清水草一、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年9月26日号
■チョイ悪オヤジにはチョイデカセダンがよく似合う!?
セダンこそ昭和風ちょいワルカーの王道。中型以上のセダン(小型は今回、ダメとする)であればすべて善し! ただし、多少パワフルな香りがしたほうが昭和風味もちょいワル度も強まるので、より善となる。
その代表格がスバル WRX S4だ。マニアは「マニュアルがない」と嘆き、おかげで不人気だが、おっさんがふだん乗るならATのほうがラクチンに決まってる。
電光石火の疑似シフトチェンジを誇るSPT(CVT)と、2.4リッター275馬力エンジンの組み合わせ、見た目の古典的な武装感は、これぞ昭和風ちょいワルカー!
中古車では、先代BMW3シリーズセダンと先々代クラウンアスリートがステキだ。BMW3のセダンでボディが黒なら、もれなく昭和風ちょいワルカー。周囲は確実に一目置く。走りがいいことは言うまでもなし。
先々代クラウンアスリートも、価格のわりに見た目のプレゼンスが高い。イナズマグリルで往年のカミナリ族を気取ろうぜっ!
■昭和チョイ悪オヤジに「屋根」は不要!
スポーツカーは昭和のカーマニアの王道。ただし現在人気のハイパワーモデルは、高すぎるうえに購入が極めて困難になっている。そこで選びたいのがリーズナブルなオープンスポーツだ。オープンカーは古典的なカッコよさに満ちていて、バービー人形の世界みたい。どこか昭和風味じゃないか!
候補は3台。ロードスターは昭和抜きに絶対的なテッパン。先々代ボクスターも昭和云々とは無関係に超リーズナブルなオープンスポーツ。初代コペンは存在そのものがオモチャのよう。これは昭和のオモチャだ! と思えてくる。
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