西鉄グループでは12月25日(月)までの間、「福岡のクリスマスへ行こう!」キャンペーンを実施する。 西鉄高速バスのクリスマス企画乗車券の販売もあるので、わざわざ福岡でクリスマスを過ごすのも選択肢に入れてみてはいかがだろうか。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■クリスマスアドベント
2013年からスタートし、今や福岡の冬の風物詩となった「福岡クリスマスマーケット」は今年から「クリスマスアドベント」に名称を変更し、さらにパワーアップして開催される(主催者はクリスマスアドベント実行委員会)。
今年は新たに福岡大名ガーデンシティ広場が会場に加わるほか、飲食店舗数をこれまでの2倍以上となる約120店舗に拡大し、福岡都心部がクリスマス一色になる予定だ。
西鉄グループでは、このキャンペーンを通してクリスマスアドベントと連携し、福岡のまちのにぎわいづくりに貢献するとともに、西鉄グループ内外との連携を強化し、観光需要の創出に貢献したい考えだ。
中でもバスに関連することと言えば、福岡オープントップバスがクリスマス特別ルートで運行されることだろうか。クリスマスイルミネーションが施された天神・博多の街並みを巡るクリスマス期間限定の特別ルートを運行する。
さらに、クリスマスアドベント会場で使える「2023イヤーマグカップ&ホットワインチケット」がセットになったお得な乗車券を販売する。
■話題になった福岡には観光名所がない問題?
新聞紙上で他の政令指定都市にはあって福岡にはないものが観光地だという話題が取り上げられた。グルメ以外には何もないという話題だった。
確かに福岡市に限った話ではそうなのかもしれないが、九州一円に高速バスで行ける立地条件なので航空機で福岡入りして宿泊してグルメを楽しんで消費してくれるのであれば、都市を維持するコストパフォーマンスは相当高いといえる。
他の観光地がある都市では名所を整備してそれなりに維持するのにコストがかかる。ところが福岡市は特に何もないが、何もせずとも博多・天神全体の町並みでグルメも宿泊も景観も得られる。
おまけに、それらすべての至近に西鉄の路線バス停留所があり、主だった場所であれば地下鉄でも行ける。「何もないけど低コストで人が集まる」都市は他にない。そのまま住みたい人が出てくるのが福岡市の利点だ。