2023年6月、ランクル250のレクサス版GXが世界初公開となったが、12月14日、ひと足お先に北米での価格とラインナップ、発売時期が発表された。北米仕様のレクサスGXは日本の田原工場で生産し、2024年初頭には北米のディーラーに並ぶ予定だ。さて、日本の発売時期はどうなるのか、価格は?
文/ベストカーWeb編集部、写真/レクサス
■北米でレクサスGXの価格が発表された
2023年6月9日に世界初公開されたレクサスGX。カクカクした無骨なスタイルで、ランクル250とはまた違う魅力にハマった人も多いハズ。そのレクサスGXがひと足お先に北米で価格とラインナップが発表された。
北米仕様のGXのラインアップはGX550プレミアム、プレミアム+、GX550ラグジュアリー、ラグジュアリー+、GX550オーバートレイル、オーバートレイル+と6グレード展開で、価格はプレミアムの6万4250ドル(912万3500円)~8万1250ドル(1153万7500円)。
■北米におけるレクサスGXのラインナップと価格
・GX550プレミアム=6万4250ドル(912万3500円)
・GX550プレミアム=6万9250ドル(983万3500円)
・GX550ラグジュアリー=7万7250ドル(1096万9500円)
・GX550ラグジュアリー+=8万1250ドル(1153万7500円)
・GX550オーバートレイル=6万9250ドル(983万3500円)
・GX550オーバートレイル+=7万7250ドル(1096万9500円)
※MSRP+DPH(メーカー希望小売価格+配送料1350ドル込み)。生産は日本の田原工場
※円換算は1ドル=142円
北米仕様のGX550に搭載されるパワートレインは、3.4L、V6ツインターボ+ダイレクトシフト10速AT。最高出力は349ps、最大トルクは66.3kgmを発生する。なお、2L、直4ターボハイブリッド+8速ATは遅れて発表する予定。
新型レクサスGXの開発コンセプトは「ザ・プレミアムオフローダー」。LXと同じラダーフレーム構造のGA-Fプラットフォームを採用し、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはラテラルコントロールアーム付きの定評のあるリジットサスペンションである。
4WDシステムは路面状況に応じてAUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCKの6モードから最適な走行モードを選択できるマルチテレインセレクトと、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートするマルチテレインモニターを採用。
さらに電子制御でスタビライザーの効果を変化させるE-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)や、ドライバーが選択する速度設定に合わせて駆動力とブレーキ油圧を自動で最適制御するクロールコントロールも設定している。
エクステリアデザインは、「HIGH END×PROFESSIONAL」をキーワードとし、フロントフェイスにはレクサスの象徴であるスピンドルグリルからボディ全体で表現するスピンドルボディへ進化、ランクル250とはまったく違うデザインとしている。
発表された北米仕様のレクサスGXのボディサイズは全長5017×全幅1980×全高1920mm(プレミアム)、ホイールベースは2850mm。
今回、「自然の大切さを理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験を届けたい」という想いのもと、レクサスが推し進める「オーバートレイルプロジェクト」を体現した「オーバートレイル」仕様が新たに設定されたのも大きなポイント。
オーバートレイルは標準車に対して20mmワイド化したトレッドとブラックのアーチモールを備え、新デザインの20インチアルミホイール+265/55R20タイヤまたは22インチアルミホイール+265/50R22タイヤが選べる。
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