アウトドア風の見た目とタントならではの使いやすさで人気のタント ファンクロス。悩ましいのはNAにするか、ターボにするかだ。価格差は9万3500円、燃費差はWLTCモードで1.3km/L。街乗り中心ならNAで十分なのか? それとも遊びに行くならターボが正解なのか。買い得グレードを考えてみたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
【画像ギャラリー】9万3500円差ならターボ推し!? タント ファンクロスを買うならNAかターボか(10枚)画像ギャラリー価格差は9万3500円!! 燃費で選ぶならNAが堅実
タント ファンクロス 2WDの価格は180万9500円。ファンクロスターボ 2WDは190万3000円だ。価格差は9万3500円。軽自動車としては無視できない差だが、ターボエンジンが付くことを考えると、意外と現実的な差でもある。
燃費はNAがWLTCモード21.9km/L、ターボが20.6km/L。差は1.3km/Lだ。毎日の買い物、通勤、子どもの送迎が中心なら、NAでも不満は少ないはず。全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmの軽スーパーハイトながら、近場をスイスイ走る使い方なら十分にこなす。
NAのエンジンは最高出力52PS、最大トルク60Nm。数字だけ見ると控えめだが、市街地の低速域では扱いやすく、燃費面でも有利。ファンクロスらしい外観、撥水加工フルファブリックシート表皮、多機能ラゲージ、ミラクルオープンドアといった魅力はNAでもきっちり味わえる。つまり“ファンクロスを楽しむ入口”としては、NAがかなり堅実なのだ。
ターボの価値は余裕にあり!! 家族+荷物なら差額以上に効く
ではターボは贅沢装備なのか? 答えはノーだ。ファンクロスターボは最高出力64PS、最大トルク100Nm。特に最大トルクの差が大きい。軽スーパーハイトは背が高く、荷物も人も積めるぶん、発進時や坂道、高速道路の合流でエンジンの余裕が効いてくる。
ファンクロスは名前どおり、遊びに使いたくなるタントだ。キャンプ用品、ベビーカー、レジャー道具を積んで、家族で郊外へ出かける。そんな場面では、ターボの力強さがありがたい。速さを楽しむためというより、重くなった時でもラクに走るためのターボ。ここが大事だ。
また、ターボを選んでも燃費差は1.3km/Lに収まる。もちろん燃費最優先ならNAだが、週末の遠出や高速利用が少しでもあるなら、9万3500円差で手に入る余裕は大きい。長く乗るほど「ターボにしておけばよかった」と思う場面を減らしてくれるはずだ。
結論として、街乗り中心で価格と燃費を重視するならNAのファンクロスが正解。近距離メインでもアウトドア気分は十分に楽しめる。一方、家族で荷物を積んで出かける、高速道路を使う、坂道が多い地域に住むならターボ推しだ。タント ファンクロスらしさをいちばん気持ちよく味わえるのは、やはり余裕のあるターボ。9万3500円差なら、かなり悩ましいが納得度は高い。
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