オーストラリアトヨタが2024年2月にハイラックスの48Vマイルドハイブリッド仕様を発表した。すでにヨーロッパでは発表済みだったが、なんとオーストラリアではフェイスリフトも同時に行われ、今後のピックアップトラックの電動化の方向性が見えてきたぞ。日本導入だってあるかも!!?
文:ベストカーWeb編集長 塩川雅人/写真:TOYOTA
■ルックスが精悍になったぞ
オーストラリアでハイラックスがマイナーチェンジをする。2024年3月にはオーストラリア国内の販売店では正式発表になるということだが、ちょっとずつその情報が公になってきた。
まずエクステリア。ドーンと変わったフロントバンパーは、非常に力強い印象を受ける。大きな理由としてはフォグランプ周りの意匠が変更され、ヘッドライトまで黒い加飾が縦にグッと伸びていることにある。
バンパーとライトまでの一体感がますます強調され、フォグランプベゼルの周囲がボディカラーで囲まれているのも大きい。よりエッジの効いた姿は多くのファンに愛されそうだ。
日本国内でもタフなフェイスを備える特別仕様車のZ”Revo ROCCO Edition”が人気だが、やっぱりハイラックスには少し厳ついラギッドなデザインが似合う。
■48Vマイルドハイブリッドは燃費だけじゃない
ハイラックスにマイルドハイブリッドと聞いて「燃費を気にする車種じゃない」と思った人がいるかもしれない。しかし、電動車になることでハイラックスのライフが伸びそうなのも事実。
そもそもマイルドハイブリッドなので発進時の加速をアシストする仕組みだ。それだけと思うなかれ、なんと今回の48Vマイルドハイブリッドで燃費が6~10%改善される。これは特にオーストラリアなどの荒野が広がる地域ではかなりの強みになるところ。
当然ながら燃費だけじゃない。今回のマイルドハイブリッド採用で新たな駆動が増えたと開発陣は捉えているようだ。それがマルチテレインセレクトなどでオフロード含めたアシスト機能を増強するシステム。
モーターが12kW、60Nを発揮するスペックを持っていることを考えれば、このアシスト力がオフロードでも頼もしい相棒になることは想像に易い。あとは日本市場導入だが、トヨタならやってくれるでしょう!!!
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