実は、首都高は高速自動車国道ではなく自動車専用道路。都心部の首都高の法定速度は50km/h、中央環状線は60㎞/h、湾岸線は80km/hとなっている。ただし、写真のように指定速度が表示されている場合は、それに従う必要がある
速度が標識で指定されていない場合は、政令で定められた「法定速度」の上限以下で走る必要がある
基本的に、一般道の法定速度は60km/h。標識がない場合は常に60km/hを意識して走れば捕まることはない。ただし、60km/h以下を示す指定速度を示す標識を見落とすと……
高速道路の普通車の法定速度は100km/hだが、写真の場合、指定速度は80km/hということになる。また、登坂車線の法定速度は60km/hなので登坂車線を走るクルマは60km/h以下で走る必要がある。ちょっとややこしい……
生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保するため設けられたのがゾーン30。ゾーン30が標示、または標識が掲示されている区域は30km/h以下で走ることが義務付けられている
スクールゾーンの法定速度は30km/hだが、別途、写真のような速度の表示がある場合には、指定速度20km/hなので、30km/hで走ると速度超過ということになる
あまり見かけない標識だが、上記のような標識が掲示されている場合は最低速度も意識して走らないと取り締まりの対象となり、反則金6000円、違反点数1点が科される
観光地で見かける大渋滞。風景に見とれて、ついアクセルを緩めがち。高速道路以外の自動車専用道路、一般道には基本的には最低速度の規定がないため取り締まりの対象にはならないが、他車への迷惑になるため常識的な速度で走ることを心がけたい