新年度を迎え、まだ着慣れていないスーツ姿の若者を多く見かける季節だ。ベストカー執筆陣は社会に出たばかりの若かりし頃、どんなクルマに乗っていたのだろうか。おなじみの評論家のみなさんに編集部員3人を加え、初めての愛車の思い出をご紹介。
※本稿は2024年3月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年4月26日号
■片岡英明の初めてのクルマ:日産 ブルーバードSSS(510)
カーライフのスタートは大学に入った時に先輩から3万円で譲り受けたブルーバード1600SSS。のちに名車と言われる「510」の初期型で、スポーツキットが組み込まれていた。
だからエンジンはパンチがあり、締め上げられた4独のサスも痛快そのもの。運転の愉しさとテクニックを教えてくれた名車との巡り合いが、クルマ漬け人生へと導いてくれたのか!?
■渡辺陽一郎の初めてのクルマ:トヨタ カローラ(3代目・セダン1600GSL)
運転免許を取得して、1981年に最初のクルマを買う時、全長4m以下/セダン/FR/スポーティグレード/予算は30万円以下という条件を設定した。
選んだクルマは3代目カローラセダン1600GSLだ。1.6LのOHVだが、排出ガス規制前のツインキャブレター仕様だから高回転までよく回る。アンダーステアが強烈だから、強引なパワースライドで曲がっていた。
■岡本幸一郎の初めてのクルマ:トヨタ セリカXX(2.0GT)
中学生の頃に一目惚れして、いつか絶対に乗ってやる! とずっと思っていて、願いをかなえたのが大学4年になる時。地方出身の貧乏学生だったけど、XXに乗るためにわざわざ都心から駐車場の安い郊外に引っ越して、バイト代をためて手に入れた。
それからしばらくクルマを見せびらかすために知り合いの家を渡り歩いたものです(笑)。
■伊達軍曹の初めてのクルマ:マツダ ファミリア(7代目・セダン)
遅咲きのクルマ好きだった私が初の自家用車を買ったのは24歳の時。車種はなぜかマツダ ファミリアセダンの中古車で、価格は45万円。
もっとキャッチーなクルマを買うべきだったと思うが、地味なファミリアセダンは、私に「クルマがあることの素晴らしさ」を教えてくれた。どんなモノであっても、とにかく「自分のクルマがある」というだけで素晴らしいのだ。
■ベストカー編集部員の初めての愛車は?
●飯干の初めてのクルマ:初代ダイハツ シャレード
母が乗っていた初代シャレード。3気筒1Lエンジンはたいしたことなかったはずだが、当時の私にはスーパーカー。4MTを駆使して目的もなく走り回った!
●梅木の初めてのクルマ:日産 スカイラインRSターボ(R30)
学生時代にバイト三昧で頭金を作り、やっとの思いで3年落ち、1984年式スカイラインRSターボを買ったのが初の愛車。最初の1カ月で5000km乗ったね。
●古川の初めてのクルマ:日産 スカイライン(R32)
学生の時、親の援助も受けてR32スカイラインを購入。鈴鹿へF1観に行ったり、スキーに行ったり、ベストカーに来てからはメンテ企画に使用。20万kmほど乗った。
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