デンマークのハイパーカーブランド、「ZENVO」が放つ初の量産モデル「オーロラ」のモックアップモデルが2024年3月29日、東京・永田町の「BINGO TOKYOショールーム」でアジア初公開された。さっそく詳細を紹介しよう。
文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
■6.6LV12クワッドターボ+モーターでシステム出力は1875ps!
そもそもZENVOは、2007年にデンマークで創立されたハイパーカーブランドで、これまでに「ST1」「TS1」というハイパフォーマンスモデルを少量生産していたことで知られるメーカーだ。
今回、そのZENVOが初の量産モデルとして限定100台の市販を予定している「AURORA」のモックアップモデル(エンジンなどパワートレーンは搭載していない状態)をBINGOのショールームでアジアローンチイベントを実施した。
AURORAはシャシー(モノコックおよびサブフレーム)とボディにカーボンを採用した2シーターマシンで、「Agil」(FR)と「Tur」(AWD)の2タイプを設定している。各々、デンマーク語で「機敏」と「ツーリング」(ロングドライブの意)を差す。
搭載されるパワートレーンはまさに圧巻。マーレ―パワートレーン社が開発した6.6LのV12クワッドターボはエンジン単体で最高出力1267ps、最大トルク173.4kgmを叩き出す。これに205psのモーターを組み合わせており、システム最高出力は何と1875psに達するのだ。
■サーキット仕様のAgilとGT性能を磨いたTurの2タイプを設定
AWDモデルのTurは最高速450km/hで0-100km/h加速は2.3秒という世界最高峰のパフォーマンスを秘めている。対するリアに巨大なウイングを装着したFRモデルのAgilは最高速227km/h、0-100km/h加速2.5秒とこちらも二輪駆動車としては屈指のパフォーマンスを持つ。
より軽量なボディでコーナリングを得意とするAgilがサーキット仕様で、TurはGT的な街中の快適な走行をターゲットとしている。
ボディサイズは全長4819~4836×全幅2020×全高1097~1117mm、ホイールベース2800mm。車重はAgilが1300kgでTurが1450kg。パワーウェイトレシオはAgilが1.1kg/ps、Turが1.17kg/psと強烈だ。
コメント
コメントの使い方見応えありますね。沢山の撮りおろし写真をアップして頂きありがとうございます