RVF400オーナー歓喜！？ マジカルレーシングから復刻パーツが登場【モーターサイクルショー2024】

　先日開催された大阪モーターサイクルショーにて、ハイクオリティなFRP製品やカーボン製品で知られる「マジカルレーシング」がRVF400用の外装パーツを展示。すでに純正パーツの入手が困難なだけに、RVF400オーナーにとっては朗報となるのではないだろうか。さっそくパーツを紹介したい。

1994年から2000年を駆け抜けたレーサーレプリカ、RVF400

　RVF400の登場は、1993年の第30回モーターサイクルショーにまで遡る。元々は参考出品だった同車だが、人気を博したために翌年の1月に市販化された。VF400F（1982年）からVFR400R（1986-1993年）へと引き継がれてきたエンジン“NC13E型”を搭載し、399cc水冷4スト90°V型4気筒DOHCは最高出力53psを発揮する。さらにワークスレーサーであるRVF750で培われた技術をもとに、吸気効率の向上などでスポーツ性能を向上させた。

1994年モデルのRVF400。ファイヤーパターンのようなトリコロールが印象的だった

外装だけじゃない！ カーボンパーツの完成度もさすがのマジカルレーシング

　新型車のカスタムパーツを発表するメーカーが多い中、マジカルレーシングはあえて絶版車のカスタムパーツを市場へ投入。今回モーターサイクルショーでマジカルレーシングが出展した内容は、80年代～90年代の旧車用パーツを中心とした復刻プロジェクトだ。「STREET & RACING BODYWORK」というシリーズ名の通り、レース専用パーツとストリート用パーツの2カテゴリーから選択可能となっている。

　なお今回展示されたカウルはFRP製にオリジナルの塗装が施されており、レーサーレプリカの雰囲気が満点。ちなみに出荷時では黒ゲル仕様のため、自分の好みに塗装するのも楽しみの一つかもしれない。もちろんそのまま乗るのもいいだろう。

　マジカルレーシングといえば、炭素繊維(カーボン)を使用したカスタムパーツに定評があり、今回のカスタムパーツでもフェンダー類を中心にカーボンを使用。よりレーシーな印象でカスタム感が強調されていた。

フルカスタムが施されたRVF400。ホンダ伝統のトリコロールでまとめられており、まるで純正と見まごう完成度の外装だ

シートカウルを除いてフルカウルとして販売される予定だが、補修品としてアッパー、アンダーとそれぞれ別途購入も可能となる予定

 

こちらはマジカルレーシングによる塗装だが、RVFやマジカルレーシングなど象徴的なグラフィックが気分を高揚させる

 

シートカウルの美しい曲線は完璧に再現されている。特徴的な2眼テールランプもそのままだ

 

テールカウル上部にはマジカルレーシングによるHRCロゴが輝く。シートは参考出品なので注意しよう。

 

マジカルレーシングによるカーボンフロントフェンダー。平織カーボン製と綾織カーボン製、もしくはFRP製から選択可能だ

カーボン製リアフェンダーはチェーンガードも兼ねている。こちらもFRP製、平織カーボン、綾織カーボンから選択可能

段付きスクリーンはスモークとクリアーを販売予定。カーボン製ミラーは同社の汎用品を装備していた

 

インパクトの強いカーボン製インテークエアダクト。FRP製、平織カーボン製、綾織カーボン製から選択できる

 

大阪モーターサイクルショーに展示されたRVF400。ヤマモトレーシングのマフラーやベビーフェイスのステップも装着している。

 

マジカルレーシングでは往年のレプリカモデルをヴィンテージモーターサイクルコレクションとしてラインナップする。

 

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