「GoProがお客様の生活を変えていく、そして大きなインパクトを与えるような商品になっています」。
GoProのシニアバイスプレジデント、ジョージ・ブラウン氏は9月29日に行われたGoProの新製品日本発表会の冒頭でこう語った。
クルマ好きにとっても気になる存在、GoProの新型は果たしてどう変わった!?
文/写真:WEBベストカー編集部
クルマにも身近なGoPro
一般の人々でも手軽に、さまざまなシチュエーションで、本格的な動画・写真が撮れてしまうGoPro。クルマ好きにとってはレーシングマシンを始めとする車載映像の録画・撮影でおなじみの存在だ。
BCでもおなじみ、モンスター田嶋率いるタジマコーポレーションが日本販売の総代理店を務め、アメリカ伝統のパイクスピークヒルクライムでは、GoProカラーでマシンを走らせているをご存じの方も多いだろう。
「アジアの市場は(GoPro世界販売の)約10%で、まだ大きくはないが、非常に急速に伸びている市場。それゆえ非常に注目しているマーケットだ」
こうブラウン氏も言うように、ここ数年クルマ界はもちろん日本国内全体でも、GoProの知名度はかなり上がってきた。
そうしたなかで、今回の発表会ではGoProの新製品、「GoPro HERO5」と、なんと空撮を可能とする「KARMA(カルマ)」が日本初公開されたのだ。
■今までのGoProとどう違う?
従来まで販売されていたGoProは、「GoPro HERO4 ブラック」、「GoPro HERO4 シルバー」、「GoPro HERO5 セッション」の3機種。
これらに代わる新型として今回発表されたのが、「GoPro HERO5 ブラック」と「GoPro HERO5セッション」の2つだ。
簡単に言うと、タッチパネルも付いた上位機種が「HERO5ブラック」、よりコンパクトで手軽なモデルが「HERO5セッション」という位置づけ。HERO4の3機種から2機種に統合される形となっている。
では、どのくらい進化したのか? まずは「HERO5ブラック」の主な特徴を見ていこう。
・GoPro HERO5 ブラック(税抜4万7000円)&HERO5セッション(税抜3万6000円)の主なポイント
- ・2インチタッチパネルを搭載
- ・ハウジングなしで水深10mまで防水
- ・電子式手ぶれ補正機能を新搭載
- ・充電時に写真、動画をクラウドに自動アップロード
- ・RAWモード、WDRフォトモード新搭載
- ・ワンボタンコントロールを採用
- ・GPS機能搭載
- ※赤字は、HERO5 ブラックのみの機能
今回の新型2モデルに共通する大きな進化は、ハウジングなしで水深10mまでの防水機能、それから手ぶれ補正機能を持った点だ。
GoProといえばアウトドアをはじめ、ハードな環境で使うことも多い。ところが、これまでは手ぶれ補正機能を持っていなかった。これはユーザーにとってはありがたい機能だ。
加えて、クラウドベースのサービス、「GoPro Plus」にアクセスすることで、カメラ充電時に動画・静止画を自動的にアップロードできる機能も盛りこまれた。
モデルごとに機能を見ると、HERO5ブラックは前型にはなかった非圧縮のRAWデータ撮影モードを追加。
さらにGPS機能も持たせることで、スマホのカメラで写真を撮った時と同様、撮影場所がわかるようになった。それから操作性の面でも、従来は複数あったボタンを1つに集約し、シンプルに操作できるようになったところも嬉しいポイント。
いっぽうHERO5 セッションは、前型のHERO セッションでは未対応だった4Kでの撮影に対応したことが最大のトピックだ。
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