チームのみんな、マニュファクチャラーズチャンピオンおめでとう! 昨年同様にドライバーズ、コドライバーズ、マニュファクチャラーズの全てのタイトルを獲ってくれて本当に嬉しく思います。そして、なにより“GRヤリスがトリプルチャンピオンカーになったこと“が嬉しくて仕方がありません。みんなに心から感謝します!
チームタイトルを決めてくれたのはセブとベンジャミンでした。振り返れば、新しい規定のクルマで臨んだ初戦モンテカルロでポイントを獲ってくれたのもセブ。そして、最後にチャンピオンを決めてくれたのもセブ。本当に頼もしい存在です。ありがとう。カッレとヨンネは6回の優勝でチーム最大の功労者です。エルフィンとスコットは苦しいラリーもありました。ですが、苦しい中でも諦めずに走り切ってくれたポイントが貴重なものになっています。エサペッカとヤンネも悔しいラリーが多かったと思いますが、3度表彰台に上がりチームポイントを獲得してくれました。貴元とアーロン。二人はチームポイントには加わらない参戦ですが、君たちが得点圏内に入り続けてくれたことがチームチャンピオンを引き寄せてくれました。
4台のGR YARIS Rally1 HYBRID、10人のドライバー、それを支えた全てのスタッフ、パートナーの皆さま、そして応援しつづけてくれた全世界のファンの皆さま、みんなで獲った2022年のチャンピオンです。皆さん、本当にありがとうございました!
日本では多くのファンが3週間後のラリージャパンを待っています。チャンピオンに相応しい走りを日本の多くのファンに見てもらいたいと思います。チームのみんなは、そのために、今夜は大喜びをして、また明日から最終戦に向けた準備を、よろしくお願いします!
追伸 ヤリ-マティへ
先日のヒストリックラリーで、また“ドライバー ラトバラ“に戻っていましたね。その姿をSNSで見かけ「チーム代表の時よりドライバーの時の方が“良い笑顔“をするな…」と思っていました。しかし、今日は中継で“それ以上の良い笑顔“を見ることができました。代表としてプレッシャーも多かったと思いますが、温かいチームづくりをしてくれて、結果も残してくれていること、心から感謝しています。最終戦を終えたら、また一緒に走りましょう。“ドライバー ラトバラ“の笑顔にも会えることを楽しみにしています。明日からも健康第一!日本で待ってます!
チーム、そして3つのチャンピオンシップを獲得した今シーズンの成果をとても誇りに思います。成功の要因は3つありますが、まず最初に挙げたいのは、カッレが最終ステージを走り終えた時に言ったように、我々のチームには才能豊かなスタッフが揃っているということです。そして二つ目は、全員が情熱と勝利に対する強い欲望を持っていること。最後、そして最も重要なのは、皆が力を合わせて働いていることです。これらの要素が全て揃えば、おのずと結果はついてきます。セブはこの週末、なぜこれまで多くのタイトルを獲得してきたのか、その理由を速さで示しました。彼には、他のチャンピオンたちと同じようにプラスアルファの力があり、それによって一線を画してきたのです。カッレも非常に成熟したドライビングを続け、我々は今回もダブルポディウムを獲得することができました。ここスペインで3つ目のタイトルを獲得できたのは、素晴らしいことです。これでもう少しリラックスして日本でのホームラリーに臨むことができますし、日本ではまた別のお祝いをできることを期待しています。
とても素晴らしい気分です。最も重要なのは、チームの全員でマニュファクチャラーズタイトルを勝ちとったことです。彼らはシーズンを通して、タイトル獲得に価する素晴らしい仕事をしてきました。また、個人的にも、今年出場したイベントでは不運が続いていたので、優勝することができてとても嬉しいです。とても楽しい週末になり、クルマはドライビングが非常に楽しく感じられ、タイムもついてきました。しばらくこのクルマでターマックを走っていなかったですし、テストも一日だけだったので、ラリーが始まってすぐに速く走ることができたのは嬉しい驚きでした。金曜日は出走順があまり良くなかったので、なおさらです。また、ベンジャミンが初優勝したことも本当に嬉しいです。ここまでカッレが6勝、私が1勝しているので、日本ではラッキーナンバーである8勝目を目指したいと思います。
チームがマニュファクチャラーズタイトルを獲得したことは、もちろんとても嬉しいです。今年のために新しいマシンを作るのは大変な作業でしたし、素晴らしいシーズンを送ってきたので、チームの皆を心から祝福したいと思います。ただし、私とスコットにとってはあまりいい週末にならず、全体的にペースが良くなくて苦しんだので、今後に向けて改善しなければなりません。この週末はセットアップやドライビングスタイルについていろいろなことを考え、改善しようと試みました。それによっていい方向に進んだと思いたいですし、他にもいくつかアイデアがあるので、日本に向かう前に作業を進めたいと思っています。
チームを祝福し、感謝したいと思います。素晴らしい才能を備えたチームのスタッフたちがいたからこそ、新しいクルマを最強で最速、そして最も信頼性の高いものにすることができたのです。我々選手はただコクピットに座っているだけで良かったのですから、みんなに感謝します。ただし、我々も今シーズンは自分たちの役割をしっかりと果たし、チームに多くのポイントをもたらすことができたので満足しています。自分たちも含むチーム全員が、成し遂げたことを本当に誇りに思うべきでしょう。今大会は、もし首位争いについていけるだけのペースがなかった場合、それを賢明に見極めて少しでもいい結果を残すことが目標でしたので、いい週末になりました。セブは週末を通して非常に速く、自分が最高の力を発揮したとしても、彼についていくことはできなかったでしょう。セブは優勝に値する戦いをしましたし、今回も我々の2台が表彰台を獲得することができたので、嬉しく思います。
1 セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h44m43.9s
2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +16.4s
3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +34.5s
4 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +44.0s
5 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +1m21.5s
6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m51.1s
7 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m19.1s
8 アドリアン・フォルモ−/アレクサンドレ・コリア (フォード Puma Rally1 HYBRID) +2m38.4s
9 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (フォード Puma Rally1 HYBRID) +2m43.0s
10 ピエール=ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ (フォード Puma Rally1 HYBRID) +3m25.1s
(現地時間10月23日14時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
1993年:セリカ GT-Four ST185
1994年:セリカ GT-Four ST185
1999年:カローラ WRC
2018年:ヤリス WRC
2021年:ヤリス WRC
2022年:GR YARIS Rally1 HYBRID*
*後日、FIAの公式結果発表をもって正式決定となります。
WRC次戦は、11月10日(木)から13日(日)にかけて、日本で開催される最終戦「ラリージャパン」です。かつて日本では2004年から2010年にかけて北海道で、グラベル(未舗装路)ラリーとしてWRCが6回開催されました。それから12年を経て、久々にWRCが日本を訪れることになりましたが、開催エリアは愛知県および岐阜県、路面はターマックと、完全に新しいイベントとして行われます。サービスパークは愛知県豊田市のトヨタスタジアムに置かれ、4日間で19本のステージが行われる予定です。ステージは全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、非常に精度の高いドライビングが求められます。
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第12戦 ラリー・スペイン
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