2025年新型XMAXは電動スクリーン&大型TFTモニタでもっと便利に！？ 欧州で300/125モデルが発売

　ヤマハ発動機はヨーロッパ向けに、2025年新型「XMAX300」「XMAX125」を発売する。排ガス規制適合と、上位モデル・テックマックスにはそれぞれシングルの4.2インチTFTモニタやナビ連動機能、電動スクリーンが新採用された。

文/Webikeプラス編集部

欧州では4種のバリエーションが楽しめるMAXシリーズ真ん中っ子

　ヤマハがスポーツスクーターで展開する「MAXシリーズ」のうち、125cc、250cc、300ccの中間レンジをカバーする「XMAX」。海外では125、300の2クラスで販売されており、日本に導入されている250モデルは、300モデルの兄弟モデルとなっている。このXMAXが2025年モデルでマイナーチェンジを果たし、欧州で先行して発売。最新排ガス規制EURO5+に適合した他、各種装備のアップデートを果たした。

XMAX300（2025：海外）125と共に登場した新型XMAX。日本では250ccモデルが導入される。

新たにEURO5+に適合したが、基本的には従来のスペックを踏襲している。

　XMAXが最後に受けたモデルチェンジは2023年で、この際に特徴的な「X」型ヘッドライトやフルLED灯火、デュアルモニタ式のメーター採用といったモダナイズを果たしている。新型XMAXはスタイルはこの従来仕様と基本的に共通するが、上位装備を備える「テックマックス」では新たにコクピット周りを一新。メーターはシングルの4.3インチフルカラーTFT液晶となり、Garmin製のオンボードナビゲーションシステムを利用可能となった。さらに電動調節スクリーンが採用されており、巡航時の快適さを引き上げる。

　カラーバリエーションは300、125共に共通で、スタンダードモデルには「アイコンブラック」「テックカモ」の2色、テックマックスモデルには「セラミックグレー」「ダークマグマ」の2色が揃い、計4色から選択が可能だ。イギリスでの価格は300スタンダードが6400ポンド（約121万円）テックマックスが7250ポンド（約137万円）、125はそれぞれ5500ポンド（約104万円）、6150ポンド（約116万円）となっている。

　XMAX300、125は共に日本には未導入のため、日本で販売されるXMAXにこれら新装備が採用されるかは現状定かではない。国内仕様の続報にも期待していきたい。

テックマックスに採用される4.3インチ0TFTモニタには、ガーミン製ナビの表示も可能になった。

さらにテックマックスはスクリーンも電動化し、運転中でも自由に操作が可能。

特徴的な「X」型ヘッドライト等、外観はほぼ従来モデルを踏襲する。

 

フルフェイスヘルメットを2個収納可能な大容量ラゲッジなど、機能性も従来通りだ。

 

XMAX300（202：海外）主要諸元

※【】内は125
・全長×全幅×全高：2180×795×1410-1460mm
・ホイールベース：1540mm
・シート高：795mm
・車重：183kg
・エンジン：水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 299cc【124cc】
・最高出力：20.6kW（28PS）/7250rpm【9.0kW（12.2PS）/8000rpm】
・最大トルク：29.0Nm（2.95kg-m）/5750rpm【11.2Nm（1.14kg-m）/6000rpm】
・燃料タンク容量：13.2L
・変速機： Vベルト式無段変速
・ブレーキ：F＝ディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝120/70-15、R＝140/70-14
・価格：6400ポンド（約121万円）/テックマックス 7250ポンド（約137万円）【5500ポンド（約104万円）、テックマックス6150ポンド（約116万円）】

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/436206/

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