2025年の新型XSR900はどう進化した? 日本限定モデルにこめられたこだわりを開発者に聞く

細部にまでこだわった日本限定カラー”セラミックアイボリー”

 日本限定カラーの”セラミックアイボリー”は、それまでのレーシングイメージをGPに任せることができると考え、「スタンダードはもう少しカジュアルな方向にふってみるのもいいのではないか?」ということで用意されたという。欧州などと比較しても丸目のネイキッドスタイルを日本人は好むので、その中でアルミフレームなどクセのあるイメージを、カジュアルでファッショナブルにすることでより多くの方にアピールすることも意識したという。

 このように、”セラミックアイボリー”は今までの「レーシングヘリテイジ」から脱却し、「誰でも服を選ばずに乗れる中間色」をキーワードにデザインされたという。「カフェレーサー」という言語を現代的に解釈し、コージー(※「気楽な」「くつろいだ」などの意味)でカジュアルなスタイルに重点が置かれている。こだわったのはブロンズのフォークとオールブラウンのシートで、フォークとシートの色をアクセントに使って車体全体をコーディネートしている。特にフロントフォークはコストの高いカシマコート仕上げとなっており、これはブロンズカラーを実現するための選択で、通常は機能のために選択するものなので、色が欲しくて採用したというのは異例だという。

 

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おしゃれな”セラミックアイボリー”は、服を選ばずに乗れる中間色ということで採用されている。

 

 

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カラーにこだわったブラウンのシート。シート本体もベースから新設計されており、仕様変更されたサスペンションと相まって乗り心地が格段にアップしている。

 

 

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フロントフォークのアウターはブロンズのカシマコート仕上げ。色にこだわってコストをかけた部分だという。

 

 今回、ヤマハのバイク開発者やデザイナーの話を聞いて、「バイクが好き」な人たちが開発しているということを言葉の端々に感じることができた。元々趣味製の高いバイクという乗り物ではあるが、2025年型XSR900には「バイク好き」たちのこだわりが各部に詰め込まれているのである。

 

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写真右から橋本直親氏、野原貴裕氏、清水芳朗氏、木下省吾氏、福吉孔志郎氏。いずれもバイクを愛する、XSR900の開発者たちだ。

 

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/447697/

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