――CB-Fとなると、やはりこの色(スペンサーカラー)は外せませんか?
「象徴的な色はたくさんありますが、当時を知らないメンバーにとってもFを非常に想起しやすい色であることが理由です。バイクにちょっと興味を持って”カッコいいネイキッドバイクが欲しい”という人にとっても、あの色とあの形を思い起こす人が多いことに気づきまして。新しい方にとっても、昔をよく知ってらっしゃる方にとっても、非常にキャッチーであることからスペンサーカラーとしました」
――カワサキのZ900RSという強力なライバルがいますが、やはり意識していましたか?
「全然してました(笑)。日本市場を見た時に、それこそ鉄馬レースを見てもZ900RSさんばっかりですので。それはホンダとしても、ちょっと辛いというか、切ない、悔しいところもありますし、一緒に盛り上げていきたいなと。そこはしっかり戦えるものとして意識はしてましたね」

2017年末の発売以来、大型クラスでずっと販売1位を記録し続けているカワサキのZ900RS。これもCB1000Fコンセプトと同様にストリートファイターのZ900をベースに、クラシックスタイルを構築した。価格は148万5000~170万5000円。
予想価格は150万円前後、予想登場時期は2025年秋
さらにCB1100ホーネットに設定されているSPグレード(排気バルブでSTDから6PS増の158PS、ブレンボ+オーリンズ採用)の設定についてはなさそう。ホーネットSPはSTDより一段と過激な方向なので「今回のモデルのコンセプトからはちょっと違う」との回答だった。
また、日本市場以外へのグローバル展開もありえるようだ。CB750Fは欧州や北米で人気があったため、届けられたらいいかなと考えているという。
とはいえ、主要マーケットはやはり日本だ。「CBというモデルに対して、やっぱり日本は非常に期待が大きいです。そういう意味でも今回、日本でワールドプレミアさせていただきました。一番先にお伝えしたかったのは、やっぱり日本ですね」と原本さん。
――次世代CBという非常に重いテーマに対し、苦労して造り上げていることがわかったCB1000Fコンセプト。あくまで市販化に関するアナウンスはまだないが、登場は確実だろう。気になる価格は、様々な情報から当WEB予想で150万円前後。Z900RSのSTDと同様の価格帯になるか。予想登場時期は2025年秋としたい。それにしても市販版の走りが楽しみだ。
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/449995/
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https://news.webike.net/gallery3/449995/450008/
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