台湾ヤマハは9月4日に開催された新製品発表会にて、125ccスクーター・シグナスシリーズの新型「シグナスXR」を公開した。 現行のシグナス グリファス同様のフラットフロアやスポーティーなスタイリングと、従来のイメージを一新した灯火類が特徴的だ。
「シグナスX」のネーミング復活に加えて、パワーアップ版「XR」も新登場! デザインは完全刷新
台湾では2003年から発売されていた「シグナスX」は、2020年にエンジンを水冷化し「シグナス グリファス」としてフルチェンジを果たしつつ、現在も人気のシティコミューター。ヤマハは125cc以下クラスの生産拠点を台湾に置いていることもあり、当地では「勁戰」シリーズとして、エントリー層からベテランにまで愛好されている。もちろん日本においても、前後12インチの小回りとパワフルなVVAエンジンから、スポーティーさからも人気を博しているモデルだ。
このシグナスシリーズの最新モデルが登場するという情報は、今夏台湾ヤマハにていち早く発信されていたが、9月4日に開催された新製品発表会の中で、その姿がいよいよ明らかとなった。
会場に登場した実車は155ccの「シグナスXR」と、125ccの「シグナスX」の2種であり、なんと先代のネーミングが復活。しかし外見は完全に一新されており、フレームやヘッドライト、前後サスペンションなども見直され、スポーティーさを増したキャラクターとなっているという。ただし、現在のところエンジンの諸元や仕様は公開されていないため、詳細な性能面の変化は不明だ。
最も気になるポイントはそのデザインの変化だ。特にフロントマスクは、従来からのデュアルヘッドライトは踏襲しているものの、スクエア型のLEDプロジェクターレンズ2個に加え、ハイビーム用のレンズを備えた3眼仕様。輪郭にはデイライトも採用し、スタイルは現行の「XMAX」に似つつ、個性的な表情を獲得している。このヘッドライトは可変色温度の新機能もあるという。テールライトも横長にリファインされ、リア周りの印象も大きく変わった。
機能面では、従来からのフラットフロアによる利便性はそのままながら、スマートキー、調光液晶メーター、トラコンといった電子装備が充実。利便性と性能を高めつつ、シート下メットインスペースは従来どおりの28Lという大容量を維持している。またカラーバリエーションはシグナスXR/X合わせて怒涛の12色展開。ストリートからスポーツ、コミューターとして、様々なシーンでの溶け込みを狙う。価格はシグナスXRが10万9500元(約52万9000円)から、シグナスXが9万4500元(約45万6000円)となっている。
現在のところ、発売情報は台湾向けのみのアナウンスがなされているが、日本でも人気のシグナスシリーズが世代交代を果たしたということは、もちろん日本導入も視野に入ると考えるのは自然だろう。その証左として挙げられるのは、発表会にて放送されたプロモーションムービーでは、台湾向けにも関わらず日本語でのナレーションが流れていたのだ! 本機の詳細なスペック、そして日本のヤマハからの続報など、今後も気になる新モデルの登場だ。
プロモーションムービー
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/485353/
シグナスX復活! 顔も排気量も超変化した155cc「シグナスXR」と125cc「シグナスX」が台湾で登場! シリーズ最新モデルが正式発表【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/485353/485387/












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