4Sは30mm低いローシートが標準
スズキは国内販売が待ち望まれていたデュアルパーパスモデルのDR-Z4Sと、モタード仕様のDR-Z4SMを10月8日に発売すると発表した。気になる価格は4S/4SMともに119万9000円と、ともに100万円をオーバーする設定となった。
日本仕様の最高出力は2車とも38ps/8000rpm・3.8kgm/6500rpmと、最新の排ガス規制に適合しながら、2009年まで国内発売されていた従来型DR-Z400S/SM(
40PS/7500rpm・4.0kgm/6500rpm)と同等の数値をキープ。関係者によれば「FI化などで得た低中速のパワー感により、実際の速さは従来型を上回る」というから期待したい。
カラーリングはSがイエローとグレー、SMがスカイグレーとホワイトのそれぞれ2色。ちなみにシート高は2車とも890mmとされており、これはSMは海外仕様と同値だが、Sは30mm低いローダウンシートが標準となる(海外仕様は920mm)
。ちなみにこのローダウンシートは純正オプションで用意され、SMにも装着可能だ(1万9800円)
。
年間の目標販売台数はSが400台、SMが800台と設定されている。その他、詳細は判明次第お伝えしたい。
DR-Z4S・カラーバリエーション
DR-Z4SM・カラーバリエーション
国産ではスズキだけのジャンル
新型DR-Z4S/SMの概要をおさらいすると、398ccの水冷単気筒エンジンはボア×ストロークなどの基本を踏襲しつつ、ほぼ全てのパーツが新設計されており、FIや電子制御スロットルの採用によってスズキ・インテリジェント・ライド・コントロール(SIRS)と呼ばれる走行モード切り替えも獲得。贅沢なチタンバルブなども奢られている。
スチール製のセミダブルクレードルフレームを筆頭に、前後の足回りなど車体は完全新設計で、4Sは前21インチ/後18インチ、モタードの4SMは前後17インチのタイヤを履く。外観もプロジェクター式の1灯LEDヘッドライトを中心に刷新されており、今風のカラーリングと併せて印象をガラリと変えている。
従来型となるDR-Z400S/SMは「公道最強トレール/モタード」として名を馳せただけに、新型にも期待しているユーザーは多いはず。国産メーカーでは唯我独尊と言える400ccオンオフ&トレールだけに、その熱い走りに期待したい!(※以下の写真は海外仕様)

メーターはモノクロLCD液晶。3段階の走行モード切り替えや、オフも可能(Sはスズキ初の前後オフ&リヤのみオフ、SMはリヤのみオフ)なABSも採用する。トラクションコントロールはS/SMともに専用設定で、グラベルモードを含む3段階切り替え+オフが可能。
DR-Z4S/SM・主要諸元
※【】内はSM
・全長×全幅×全高:2270×885×1230【2195×885×1190】mm
・ホイールベース:1490【1465】mm
・シート高:890mm
・車重:151【154】kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 398cc
・最高出力:38PS(28kW)/8000rpm
・最大トルク:3.8kg-m(37Nm)/6500rpm
・燃料タンク容量:8.7L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21 R=120/80-18【F=12
0/70R17 R=140/70R17】
・キャスター/トレール:27°30′/109mm【26°30′/95mm】
・価格:119万9000円
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/490810/
【速報】ともに119万9000円! スズキ新型DR-Z4S/DR-Z4SM、10月8日にいよいよ発売!【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/490810/490893/

















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