ロイヤルエンフィールドから新型「ブリット(Bullet)650」新登場! 空冷2気筒に伝統のクラシックデザインが融合

ロイヤルエンフィールドから新型「ブリット(Bullet)650」新登場! 空冷2気筒に伝統のクラシックデザインが融合

 精力的にニューモデルを投入し続けるロイヤルエンフィールドが、EICMA2025で「ブリット(Bullet)650」を発表した。クラシック650やスーパーメテオ650、ショットガン650と基本構成を共有するバリエーションモデルで、兄弟車よりもさらにクラシカルな仕立てが特徴となる。

文/後藤秀之

 
 
 

クラシカルでスタイリッシュな2気筒モデル

 ブリット650はロイヤルエンフィールドが「オールドスクール」と表現する、クラシックモデルをオマージュしたデザインが採用されている。1932 年以来、ブリットは耐久性と信頼性の象徴であり、常にその魂を失うことなく進化を重ねてきた。そして、世界的に高い評価を受ける排気量650ccの並列2気筒エンジンを搭載することで、かつてないほどの力強さと個性を備え、その歴史に新たな章を刻む。



伝統的なブリティッシュ・モーターサイクルのデザインを、現代の技術で甦らせた「Bullet 650」。

 93年もの間、ブリットは「飾らない本物のモーターサイクリング」の象徴として、世代や国境を越え、ライダーたちを結びつけてきた。それはまるで心臓の鼓動のように、時代を超えて脈打ち続けている。新たに誕生した「ブリット650」はシンプルで美しいライン、そして豊かな伝統を受け継ぐディテールを継承している。手描きによるゴールドのピンストライプが入るフューエルタンクには、メッキ仕上げの翼型3Dエンブレムが取り付けられ、その象徴的なロイヤルエンフィールドのDNAを忠実に受け継いでいることがわかる。



ブレーキはディスクタイプとなるが、タンク、エンジン、エキゾーストシステムなどは時代を超えたクラシックスタイルを纏う。



深いリアフェンダーやピーシューターエキゾースト、そしてシンプルな丸型のテールライトなどが装備される。

 ヘッドライトはLEDを採用しつつ、クラシックなカスクヘッドランプとツインの「タイガーアイ」ランプを継承。シートはブリットの特徴である「ベンチシート」を彷彿させる段差のあるタイプで、快適性や足つき性にも優れている。メーターはアナログとデジタルが絶妙にミックスされたデザインで、「トリッパーナビゲーション」やコネクテッドシステム「ウイングマン」に対応している。



フューエルタンクには手描きのピンストライプが入り、翼型3Dエンブレムが取り付けられる。ヘッドライトは「タイガーアイ」だ。



アナログメーターを中央に置き、右下には「トリッパーナビゲーション」に対応した液晶画面が取り付けられる。

 ブリット650のスチール製チューブラー・スパインフレームに搭載される並列2気筒エンジンは、リラックスした走行からスポーティな走りまで、スムーズでレスポンスの良いパワーを発揮。6速ギアボックスとスリッパークラッチが組み合わされ、常に快適なライディングを実現している。エキゾーストシステムには左右2本出しのピーシューターエキゾーストを装備し、クラシカルなスタイルと個性的なエキゾーストノートを生み出す。



648ccの空冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒エンジンは、最高出力34.6kW(47ps)/7250rpm、最大トルク52.3Nm/5650rpmを発生する。

 サスペンションは前後ショーワ製で、フロントは41mm径の正立タイプフロントフォーク、リアはツインショックを採用。ホイールサイズはフロント19インチ、リア18インチで、ブレーキは前後ディスクタイプが装着される。



フロントブレーキは320mm径のディスクローターと2ポットキャリパーの組み合わせ。フロントフォークは43mm径のショーワ製だ。

 フォルムと性能が完璧に調和し、真の“オールドスクール”モーターサイクルとしての存在感を放つブリット650は、日本でも人気モデルとなることは間違いない。カラーは「Cannon Black」と「Battleship Blue」の2タイプが用意されている。



Bullet650「Cannon Black」



Bullet650「Battleship Blue」

 
 
 

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