ホンダカーズ群馬が群馬県警察へ「ストリーモ」を寄贈、特定小型原動機付自転車を警察活動や交通安全教育に活用

　群馬県内の交通安全と地域の安心を支える新たな試みが動き出した。株式会社ホンダカーズ群馬は、最新の特定小型原動機付自転車「ストリーモ S01JTA」を群馬県警察へ寄贈した。三輪による高い安定性を備えた次世代モビリティが、警ら活動や交通安全啓発の現場でどのように活躍するのだろうか？

文/Webikeプラス編集部

群馬県警察に特別仕様のストリーモを導入

　2025年12月12日、株式会社ホンダカーズ群馬から群馬県警察へ、株式会社ストリーモが開発・製造を手掛ける特定小型原動機付自転車「ストリーモ S01JTA」2台が寄贈された。群馬県警察本部で開催された寄贈式では、警察の表記が施された特別仕様の車体が披露され、警察官によるデモンストレーション走行が実施されていた。

　今回の寄贈は、ホンダカーズ群馬による地域社会への貢献活動の一環として実現したものである。寄贈された車両は、警ら活動や巡回連絡といった日々の警察業務に加えて、新たな交通手段の普及に対応した交通安全教育など、幅広い警察活動に活用される見通しだ。寄贈品は、ストリーモ S01JTAが2台で、寄贈品評価額が605,000円となっている。

独自のバランスアシストシステムで安全な走行を実現

　ストリーモの最大の特徴は、歩くような速さから自転車並みの速度まで、利用者のペースに合わせた移動を可能にする点にある。特許取得済みの独自技術「バランスアシストシステム」を搭載しており、停止時でも車体が自立する。これにより、時速1キロメートルから2キロメートルといった極低速域でも転倒しにくく、抜群の安定性を確保している。

　また、路面状況への対応力も高く、石畳や轍、傾斜地においても進路や姿勢を乱されにくい設計がなされている。15キログラムの荷物を積載した状態でもバランスを保持したまま走行できるため、実用性も極めて高い。低速時でもふらつきを抑え、足を地面につくことなく停止できる特性は、歩行者との親和性も高く、多様な交通環境での安全な運用に寄与する。

　株式会社ストリーモは、高齢化や過疎化が進む地域での移動課題解決をミッションに掲げている。2023年のデリバリー開始以降、個人利用のみならず物流倉庫やアミューズメントパークでの事業利用も広がっており、今回の警察への導入によって、最新モビリティを活用した安全・安心な地域づくりのさらなる促進が期待されている。

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/bikenews/507040/

ホンダカーズ群馬が群馬県警察へ「ストリーモ」を寄贈、特定小型原動機付自転車を警察活動や交通安全教育に活用【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/507040/507043/