埼玉県草加市でCB-F/Rを軸に車両販売やメンテナンス、カスタム製作など、精力的に活動中の「TTRモータース 」が、ホンダ モンキー125をCB750Fルックに変える外装キット「エフモン」を開発中というニュースを読んで、気になっていたモンキー125ユーザーも多いことだろう。
その「エフモン」がいよいよ、東京モーターサイクルショーに登場した。展示されるのはご存じ、人気芸人のレイザーラモンRGさんが主宰する、「RGツーリングクラブ」のブースだ。
事前アンケートでの一番人気は’81年型CB750FBの赤!
「エフモン」外装キットはモンキー125にスッポリ被せられる一体式のタンクシートカウルと、シートベースのキット。ほかにオプションでウィンカーキットやマフラーなどラインナップ予定だが、タンクシートカウルは黒ゲル仕様での販売を予定する。
そのペイントも別途オーダーとなるが、東京モーターサイクルショーでは来場者にイメージを掴んでもらおうと、急遽、「’81年型国内仕様CB750FBの赤」、「’82年型の北米仕様CB750FC、銀×青」、そして国内最終仕様の「’82年型CB750FCの赤×白」の3カラーをまとった3台のデモバイクを展示。
事前に実施したアンケートで一番人気だったのは’81年型FB仕様の赤だそうで、これはバイクブームまっただ中の’83年にスタートした人気バイク漫画「バリバリ伝説」で主人公が駆ったモデルとして知られるカラー。
2位の’82年型北米仕様は同年のAMAスーパーバイク第1戦で、あのフレディ・スペンサーが駆ったレーサーの外装色で、いわゆるスペンサーカラー。’82年国内最終型仕様は同時期に販売されたフラッグシップモデル・CB1100Rを彷彿させるカラーリングで、こちらもホンダ・スポーツ系塗色の定番として多くのCB-Fファンの心を奪った。さて、アナタならどのカラーがお好みだろう。
装着は被せるだけの簡単仕様。リアリティと実用性をアイデアで両立
そんな「エフモン」は先の通り、一体式のタンクシートカウルはタンクを残したモンキー125に被せるだけ、とその装着は簡単。シートベースに貼る表皮は、ソリッドから純正風パターンまでTTRモータースが相談に乗ってくれるはずだ。
CB-Fのスタイリングをデフォルメしながらモンキー125のシャシーにピッタリ合うようにデザインした「エフモン」のタンクシートカウルは秀逸。そのタンクシートカウルを持つのがTTRモータース代表の林 一彰さんだ。装着に当たっては、純正タンクをインナータンクとして使うアイデア。
タンクカバー部にはギミックのFRP製タンクキャップが付く。同品はマグネットで留まっているだけだから、給油時にはすぐに外せて中の純正タンクにアクセスできる。CB750Fならサイドカバーにあたる部分に入る3本のスリットや、シートデザイン、テールまわりももホンモノに準じた仕上げ。’81年型FB仕様(赤)のデモバイクのフロントフェンダーはGROM用を純正流用する。
’82年型北米仕様(銀×青)には、角型ウィンカーやダブルホーンも装着。どちらもCB-Fのアイコンパーツで同車ファンにはグッと来る演出。フロントフェンダーはモンキー純正をオーヴァーレーシングプロジェクツが販売するステーを使用して、ローフェンダー化してある。アフターパーツも潤沢なモンキー125だから、自分だけの「エフモン」を作ることができるはずだ。
そんな気になる「エフモン」外装キットの価格は未定。この東京モーターサイクルショー直前に完成したため「考える暇がありませんでした」とは、TTRモータース代表の林 一彰さん。
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