■バス旅に適した荷物の姿って?
キャリケースを持っているだけで余計な苦労を強いられてしまう点から、公共交通機関の中でも特に一般路線バスのデメリットが目立ってしまうのは否めない。
では、どれくらいの荷物の量だったら、これといった問題もなく路線バスの旅を楽しめるようになるのか。
本当は手ぶらが理想なのであるが、そうも行かないので目安を挙げるとするなら、前述の通り「キャスターなし」が第一条件となり、なおかつ肩掛けストラップ等が付いていて持ち運びしやすいもの。
あとは、車内が混雑したとき簡単に対処できるよう、膝の上に置いて江戸時代の拷問にならないくらいの大きさと重さに調整するのがベターだ。
当方・中山を例にすると、最近は1泊でも10泊でも日数に関係なく、W35cm×H35cm×D14cmのトートバッグ1個に全部収まるようにしている。
出先で対応をする場合が多々あるため、仕事道具一式の携行が必須になり、重量ではカバン約1kg+パソコン関係約2kg+その他で合わせて5kg以内、といったところ。膝に乗せると、ちょっと重いかな?
路線バスでの移動にはデメリットを連想しやすいものの、他の公共交通機関と組み合わせると「そこ行けたの?」という場所まで簡単に行けてしまったり、レンタカーを借りた時に必ず背負う交通ルールに対する責任とは無縁になるなど、享受できるメリットもたくさんあり、覚えておいて損のない乗り物であるのは確かだ。
【画像ギャラリー】旅慣れた人ほど楽勝? 小さい荷物と路線バス旅(5枚)画像ギャラリー