全長4045mmのコンパクトカー、日産 ノート。「さすがにこのサイズで車中泊は無理でしょ」と思いきや、後席を倒せば意外に広い荷室が現れる。ただし、ミニバンのようにシート操作だけで快適なベッドが完成するわけではない。寝られるかどうか、その実力をチェック!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】コンパクトカーなのにかなりの広さ! ノートの室内空間を大公開!(6枚)画像ギャラリー6:4分割可倒式の後席で大きな荷物にも対応
ノートの後席は6:4分割可倒式。片側だけを倒せば3人乗車と長い荷物の積載を両立でき、すべて倒せば自転車のような大物も積み込める。助手席と後席の片側を倒して、カーペットなどの長尺物を載せるアレンジも可能だ。
通常の荷室は奥行きこそコンパクトカーらしいものの、後席を使ったままでも2人分の旅行荷物を積める実用性を確保。開口部が大きく、床面も深いため、スーツケースや買い物袋を収めやすい。日常使いで困る場面は少ないだろう。
ただし車中泊となると話は別。後席を倒して生まれる荷室長は、大人がそのまま真っすぐ寝るには不足気味だ。前席をできるだけ前へ動かし、その後ろの隙間をボックスやクッションで埋める工夫が欲しい。横幅も大人2人には厳しく、現実的には1人用と考えたい。
2WDは段差対策必須! 4WDのほうが寝床を作りやすい
注意したいのが2WDと4WDの荷室構造の違いだ。2WDは荷室床が低く、後席の背もたれを倒すと床面との間に大きな段差が残る。厚手のマットだけで吸収するのは難しく、純正ディーラーオプションのラゲッジアンダーボックスが有効。価格は3万6300円で、荷室をかさ上げして長物を載せやすいフラットな空間にできる。
一方の4WDは荷室床が高いため、後席を倒した際に段差の少ない一続きの空間を作りやすい。ただし、そのぶん荷室の高さは2WDより小さくなる。荷物の積載量なら2WD、寝床の作りやすさなら4WDという違いだ。
結論として、ノートでの車中泊は「1人でひと晩休む」なら可能。ただしマット、段差を埋める台、遮光用サンシェードは用意したい。e-POWERは停車中でもシステムを作動させているとエンジンが始動するため、就寝中の連続使用は避けるのが基本だ。快適なホテル代わりは難しいが、ソロ旅の秘密基地なら十分に成立する!
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