【バス運転士不足問題】フジエクスプレスの営業所見学会では何ができる&聞ける? を実際に見てきた!

■運転体験を連続2台で!

セレガでの運転体験は全員が行うが他の参加者の運転操作に興味津々
セレガでの運転体験は全員が行うが他の参加者の運転操作に興味津々

 話が一段落したところで、ではバスに乗ってみましょうかということになり、営業所敷地内にあらかじめ空けられていたスペースにハイデッカーの貸切車である日野セレガが鎮座していた。マニュアルトランスミッション車である。

右隣のレーンの2つ前の枠に停車する!
右隣のレーンの2つ前の枠に停車する!

 参加者は普通一種AT限定は最低限持っているため、運転そのものが初めてというわけではない。それでも人によりスキルは異なるので、全員に現役運転士が説明をしながら、自位置から前進して右隣のレーンの2つ前の駐車位置に、そこから後退して元の位置に、次に左隣のレーンの2つ前に前進で駐車し、後退して元の位置に戻るという一連の運転操作を体験した。

 日野セレガは全長12メートル、全幅2.5メートルの大型車だ。自分だけが立つとだだっ広く感じる営業所の敷地だが、大型貸切バスに乗るとずいぶんと狭く感じる。運転席ならばなおさらだ。この状態で前進、後退、曲がる、止まる、を全体験するのだからなかなか興奮する。ちなみにバスは2速発進だ。

 電気指令で空気や油圧制御のトランスミッションなど普通乗用車にはないので、これもまた不思議な体験になる。大型ディーゼルエンジンの太いトルクのおかげで、簡単にはエンストしないがAT限定免許しか持たなければこれも貴重な体験だ。

ポンチョでは営業所内を周回運転
ポンチョでは営業所内を周回運転

 次に小型の日野ポンチョで営業所内を2周回して戻る運転体験をした。こちらはAT車なので、それほど難しくはない。リラックスして運転していたようだ。

東京営業所長の挨拶
東京営業所長の挨拶

 運転体験が終わると、会議室に戻り同社東京営業所長から参加者に謝辞が述べられ営業所見学会は終了した。この場で採用試験を受験することもできるが、帰る人はポンチョで田町駅まで送ってくれる。

 参加者は確かに経験や運転士という職業に対しての想いのバラツキはあるだろう。しかし多くは真剣に何らかの理由で、現役であろうが初心者であろうがバス運転士を目指していることだけは間違いない。もちろん同社では見学やバスを動かしてみてから考えたいという方の参加も歓迎していることから、自分の目と体で体験し、自分の頭で考えることくらいはしてもいいだろう。

記者も運転体験をする
記者も運転体験をする

 実はこの話には続きがあるが、それは別稿に譲ることにする。今回取材したのと同様の同社営業所見学会は4月12日(土)、5月17日(土)にも開催されるので、関心のある方や体験だけでもしたい方は参加してみてはいかがだろうか。

 

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